「テーマ」という言葉には、「主題」という意味があるカタカナ語です。
行動や創作などの基調となる考えを表すときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「テーマ」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
テーマの意味は『主題』
テーマの読み方は「てーま」です。
語源は主題という意味のあるドイツ語の「thema」です。
『テーマ』には
- 行動や創作などの基調となる考え
- 主題
- 論文の題目、楽曲の主旋律など
などの意味があります。
「テーマ」の正しい使い方を例文で紹介!
「テーマ」は、行動や創作などの基調となる考えを表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
まずは次のテーマについて何にするか考えよう。
例文②
この映画のテーマは友情のようだ。
例文③
研究テーマについてもう一度話し合おう。
例文④
今日のファッションのテーマは90年代だ。
例文⑤
会議のテーマになっているだけあって今すごく話題だ。
【テーマを使う時の注意点】
色々なことに使われる言葉ですが、最も伝えたいことや中心となる問題を表すということは変わりません。
「テーマ」の類義語・言い換え5選
『テーマ』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- トピック
- 話題
- 事案
- 主題
- 話柄
類義語①トピックの意味
話題になる事柄・出来事。また、話題。トピックス。
引用:weblio辞書
今日のトピックニュースはなかなか面白い。
類義語②話題の意味
話の題目。談話・文章などの中心的な材料。話の種。
引用:goo辞書
久しぶりに会ったのでどんなに話しても話題が尽きない。
類義語③事案の意味
問題になっている事柄。
引用:weblio辞書
今日の会議の事案は5つもあるようだ。
類義語④主題の意味
中心となる題目・問題。
引用:goo辞書
この作品のテーマは平和らしい。
類義語⑤話柄の意味
話の種。話題。
引用:weblio辞書
近所の人の話柄はいつもくだらないことだ。
「テーマ」と「コンセプト」の違いは?
「テーマ」と「コンセプト」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「テーマ」には主題という意味がありますが、
それに対し「コンセプト」には、概念という意味があります。
「テーマ」作者が一番伝えたいことを指し、「コンセプト」は製品などを作る際の基本方針を指すという違いがあります。
「テーマ」の対義語・反対語は『無題』
テーマの対義語は、『無題』になります。
無題には
- 作品に題がないこと
- 題を設けずに作った詩歌
- 題詠でない詩歌
などの意味があり、作品に題がないことを表すときに用いられます。
この作品は無題らしいがなんとも不思議だ。
主題を表すテーマに対して、無題は作品に題がないことを表します。