「センシティブ」という言葉は、「微妙で慎重を要するさま」という意味があるカタカナ語です。
日常生活でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「センシティブ」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「センシティブ」の意味は『微妙で慎重を要するさま』
センシティブの読み方は「せんしてぃぶ」です。
語源は感じやすいことや傷つきやすいことを意味する英語の「sensitive」です。
『センシティブ』には
- 感じやすいさま
- 敏感
- 微妙で慎重を要するさま
などの意味があります。
「センシティブ」の正しい使い方を例文で紹介!
「センシティブ」は、微妙で慎重を要するさまを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
彼女はセンシティブな性格です。
例文②
震災後、彼はセンシティブになっています。
例文③
これは、センシティブなテーマをモチーフにした映画です。
例文④
センシティブな話は、個室でしてください。
例文⑤
これから話すことはセンシティブな内容が含まれます。
【センシティブを使う時の注意点】
不安定なことや公にしにくいことなど、慎重に扱わなければならないことについて「センシティブ」と表記されることがあります。
「センシティブ」というワードが出てきたら内容の取り扱いに気をつけましょう。
「センシティブ」の類義語・言い換え4選
『センシティブ』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 敏感
- 神経質
- デリケート
- 繊細
類義語①敏感の意味
感覚や感度の鋭いこと。また、そのさま。
引用:goo辞書
彼は匂いに敏感です。
類義語②神経質の意味
細かいことまでいちいち気に病むさま。
引用:goo辞書
夫は神経質な性格です。
類義語③デリケートの意味
感受性が強く、繊細なさま。
引用:goo辞書
思春期の娘は、かなりデリケートです。
類義語④繊細の意味
感情などがこまやかなこと。また、そのさま。デリケート。
引用:goo辞書
彼女は繊細な性格です。
「センシティブ」と「デリケート」の違いは?
「センシティブ」と「デリケート」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「センシティブ」には微妙で慎重を要するさまという意味がありますが、
それに対し「デリケート」には、繊細で壊れやすいさまという意味があります。
センシティブは感覚的な部分の敏感さを表す言葉ですが、デリケートは物理的に脆いことを表すことが多い言葉です。
どちらも敏感な様子を表す言葉ですが、ニュアンスが若干異なりますので、時と場合に応じて使い分けましょう。
「センシティブ」の対義語・反対語は『鈍感』
センシティブの対義語は、『鈍感』になります。
鈍感には
- 感じ方がにぶいこと
- 気がきかないこと
などの意味があり、感じ方がにぶいことを表す際に用いられます。
彼は恋愛関係においては、かなり鈍感だ。
感じやすいことを表す「センシティブ」に対して、感じ方がにぶいという意味の「鈍感」は、反対の意味の言葉として使うことができます。