「独壇場」という言葉には、「その人だけが思うままに振る舞うことができる場所・場面」という意味があります。
スポーツなどでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「独壇場」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「独壇場」の意味は『その人だけが思うままに振る舞うことができる場所・場面』
独壇場の読み方は「どくだんじょう」です。
その人だけが思うままに振る舞うことができる場所・場面のことを意味する「独擅場 」の「擅」を「壇」と読み間違えられたことが語源となっています。
『独壇場』には
- その人だけが思うままに振る舞うことができる場所・場面
- ひとり舞台
などの意味があります。
「独壇場」の正しい使い方を例文で紹介!
「独壇場」は、その人だけが思うままに振る舞うことができる場所や場面を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
昨日のボウリングは、彼の独壇場でした。
例文②
アイドル関係の話は、彼女の独壇場だ。
例文③
技術部では、高野さんの独壇場です。
例文④
今日の試合も、あの選手の独壇場だよ。
例文⑤
この辺りでは、長年あのスーパーが独壇場だったが、最近ショッピングモールができたことで、変わりつつある。
【独壇場を使う時の注意点】
語源となっている「独擅場(どくせんじょう)」と、漢字表記がかなり似ているので注意が必要です。
どちらも同じ意味を持つ言葉ですが、一般的には「独擅場」が使われる事が多いです。
「独壇場」の類義語・言い換え2選
『独壇場』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 一人勝ち
- 独り舞台
類義語①一人勝ちの意味
数人の中で一人だけが勝ちを得ること。
引用:goo辞書
この勝負は彼の一人勝ちだった。
類義語②独り舞台の意味
他の者の存在が薄くなるほど、ある一人が目立った活躍をすること。また、一人思うままに振る舞うこと。独擅場 (どくせんじょう) 。
引用:goo辞書
この試合は、エースで4番の選手の独り舞台だった。
「独壇場」と「独擅場」の違いは?
「独壇場」と「独擅場」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「独壇場」にはその人だけが思うままに振る舞うことができる場所・場面という意味がありますが、
それに対し「独擅場」にも、その人だけが思うままに振る舞うことができる場所・場面という意味があります。
「独壇場」は、本来「独擅場」という言葉の読み間違いだったため、同じ意味をもつ言葉として使う事ができます。
「壇(だん)」と「擅(せん)」は非常に似ている文字なので、間違えないように注意が必要です。
「独壇場」は英語で『unrivaled sphere of activity』
独壇場は英語の『unrivaled sphere of activity』に言い換えることができます。
英語の『unrivaled sphere of activity』には
- 独壇場
という意味があります。
「独壇場」の対義語・反対語はありません
独壇場の対義語は、ありません。