「伺います」という言葉には、「尋ねる・訪れる・聞くの謙譲語」という意味があります。
ビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「伺います」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「伺います」の意味は『尋ねる・訪れる・聞くの謙譲語』
伺いますの読み方は「うかがいます」です。
語源は「伺い」の丁寧な言い方です。
「伺い」は、「問うこと」「訪問すること」「聞くこと」の謙譲語として使われます。
『伺います』には
- 問います
- 訪問します
- 聞きます
などの意味があります。
「伺います」の正しい使い方を例文で紹介!
「伺います」は、使うシーンによって少しずつ意味が変わってきます。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①尋ねるという意味で使われる時
相手に聞いたり尋ねたりする時に使われます。
【例文①】
今回のイベントのをキャッチコピーを伺います。
【例文②】
次に、新しい住所を伺います。郵便番号からお願いいたします。
例文②「訪問します」という意味で使われる時
訪問日時を伝えたり、会う約束の時間を確認したりする時に使われます。
【例文①】
明日の9時に伺います。
【例文②】
また来週、新しい企画書を持って伺いますね。
【伺いますを使う時の注意点】
「伺います」の「伺う」は謙譲語です。
そのため、「お伺いいたします」「お伺いさせていただきます」などの二重敬語に気をつけましょう。
「お伺いします」も、「お〜します」という敬語表現に謙譲語の「伺う」が組み合わされているため、本来は二重敬語ですが、一般的によく使われている言い回しのため使用しても問題はありませんが、気になる方は避けた方がよいでしょう。
「伺います」の類義語・言い換え2選
『伺います』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- お尋ねします
- 参ります
類義語①お尋ねしますの意味
こちらの詳細についてお尋ねします。
類義語②参りますの意味
「行く」または「来る」の謙譲語「参る」に丁寧の「ます」をつけた表現。「伺います」「参じます」に同じ。
引用:goo辞書
明日は、私を含めた3名で参ります。
「伺います」と「参ります」の違いは?
「伺います」と「参ります」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「伺います」には尋ねる・訪れる・聞くの謙譲語という意味がありますが、
それに対し「参ります」には、行く・来るの謙譲語という意味があります。
どちらも「行く」という言葉の謙譲語としての意味をもっています。
「伺います」には、「尋ねる」の謙譲語という意味もありますが、「参ります」にはありません。
似ている言葉ですが、ニュアンスが若干異なりますので、時と場合に応じて使い分けましょう。
「伺います」は英語で『will visit』
伺いますは英語の『will visit』に言い換えることができます。
英語の『will visit』には
- 伺います
という意味があります。
「伺います」の対義語・反対語はありません
伺いますの対義語は、ありません。