「風情を感じる」という言葉には、「上品な趣を味わうこと」という意味があります。
美しい物を見た時などによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「風情を感じる」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「風情を感じる」の意味は『上品な趣を味わうこと』
風情を感じるの読み方は「ふぜいをかんじる」です。
語源は、風流であることを意味する「風情」と、心の中にある種の気持ちをもつという意味の「感ずる」の活用形である「感じる」が組み合わされた言葉です。
『風情を感じる』には
- 上品な趣を味わうこと
- 風流な味わいを受け取ること
などの意味があります。
「風情を感じる」の正しい使い方を例文で紹介!
「風情を感じる」は、上品な趣を味わうことを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
満開の桜に風情を感じる。
例文②
澄んだ風鈴の音に風情を感じる。
例文③
これは風情を感じる絵画だ。
例文④
風情を感じる景色を眺める。
例文⑤
この園庭は風情を感じる。
【風情を感じるを使う時の注意点】
「風情」は「ふうじょう」と読みたくなりますが、正しい読み方は「ふぜい」です。
読み間違えないよう、しっかりと覚えましょう。
「風情を感じる」の類義語・言い換え4選
『風情を感じる』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 趣がある
- 雰囲気
- 品がある
- 一風変わった
類義語①趣があるの意味
ある傾向や趣向が感じ取られる様子、あるいは、しみじみとした風情の感じられるさまなどを意味する様子。
引用:Weblio辞書
この温泉街は、趣がある。
類義語②雰囲気の意味
おしゃれな雰囲気のカフェでデートしました。
類義語③品があるの意味
人物の言動や雰囲気、装い、あるいは物の風情や佇まいなどに、優雅で洗練された印象を感じるさまを意味する表現。
引用:goo辞書
彼女は品があり、賢い。
類義語④一風変わったの意味
物事が普通ではないさま、あるいは、独特であるさま、普通とはちょっと変わっているさまを意味する語。
引用:Weblio辞書
彼はいつも一風変わった服装をしているが、似合っている。
「風情」と「風流」の違いは?
「風情」と「風流」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「風情」には風流・風雅の趣・味わいという意味がありますが、
それに対し「風流」には、上品な趣があることという意味があります。
「風流」は、具体的な事柄に対して上品な趣があることを表しますが、
「風情」は、なんとなく雰囲気が上品であったり、雅な様子が感じられた時などに使われます。
どちらも、上品な趣があることを意味する言葉ですが、ニュアンスが若干異なりますので、時と場合に応じて使い分けましょう。
「風情を感じる」は英語で『to be tasteful』
風情を感じるは英語の『to be tasteful』に言い換えることができます。
英語の『to be tasteful』には
- 風流な
- 審美眼のある
などという意味があります。
「風情を感じる」の対義語・反対語はありません
風情を感じるの対義語は、ありません。