「肌で感じる」という言葉には、「実際に見聞きしたり体験したりして感じとる」という意味があります。
実際に見聞きしたり体験したりして感じとるときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「肌で感じる」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
肌で感じるの意味は『実際に見聞きしたり体験したりして感じとる』
肌で感じるの読み方は「はだでかんじる」です。
語源は肌(皮膚)を通して感覚を得るということから来ているようです。物理的な刺激を感じ取る「肌」を比喩的に表現して使われるようになりました。
『肌で感じる』には
- 実際に見聞きしたり体験したりして感じとる
などの意味があります。
「肌で感じる」の正しい使い方を例文で紹介!
「肌で感じる」は、実際に見聞きしたり体験したりして感じとるときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
海外に行くと、改めて文化の違いを肌で感じる。
例文②
東京へ行って都会の忙しさを肌で感じた。
例文③
今年は台風が多くて、自然の厳しさを肌で感じた。
例文④
朝晩も暑くなってきて、夏の訪れを肌で感じる。
例文⑤
この写真を見るだけで被災地の苦しみを肌で感じることができた。
【肌で感じるを使う時の注意点】
抽象的な表現なので、ビジネスの場などではあまり使われません。
「肌で感じる」の類義語・言い換え3選
『肌で感じる』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 実感する
- 体感する
- 直感する
類義語①実感するの意味
実際に事物・情景に接したときに得られる感じ。
引用:goo辞書
説明を聞いて改めて実現するのは難しいと実感した。
類義語②体感するの意味
からだで感じること。また、からだが受ける感じ。
引用:weblio辞書
色々なことを体感できる施設が増えている。
類義語③直感するの意味
推理・考察などによるのでなく、感覚によって物事をとらえること。
引用:goo辞書
こんなに成功するとは、私の直感は正しかったようだ。
「肌で感じる」は英語で『feel in one's bones』
肌で感じるは英語の『feel in one's bones』に言い換えることができます。
英語の『feel in one's bones』には
- 直感する
- 確信する
という意味があります。
「肌で感じる」の対義語・反対語は『思考』
肌で感じるの対義語は、『思考』になります。
思考には
- 考えること
- 頭を働かせること
などの意味があり、経験や知識をもとに頭で考えるときに用いられます。
思考を巡らせて良いものを創り出したい。
体験して感じとるという意味がある「肌で感じる」に対して、「思考」は頭で考えることを表すという違いがあります。