『焦らずにセオリーを確立してからみんなで取り組もう』と言われ、意味がが分からなかった・・なんて経験はありませんか?
『セオリー』はビジネスシーンでよく使われるカタカナ語で、『理論』という意味があります。
今さら人には聞けず、曖昧なまま過ごしている人もいるのではないでしょうか。
しかしビジネス用語の意味を知って使い方を覚えていくことで、上司や得意先とのやり取りもスムーズになり、仕事も円滑に進むでしょう。
この記事では『セオリー』の意味や、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
セオリーの意味は2パターン
カタカナ語のセオリーは英語の『theory』が語源となっています。
様々な意味があり、ビジネスシーンだけでなくスポーツ業界でも使われている言葉ですので、意味をしっかりと理解し、場面によって使い分ける必要があります。
セオリーの意味①『理論・学説』
セオリーは、個々の現象を法則的、統一的に説明できるように筋道を立てて組み立てられた知識の体系。また、実践に対応する純粋な論理的知識。「―を組み立てる」「―どおりにはいかない」
引用:weblio辞書
『セオリー』には
・筋道を立てて組み立てられた知識
・純粋な論理的知識
などの意味があります。
人生はセオリー通りにはいかない。
セオリーの意味②『持論・自説』
『セオリー』には
・かねてから主張している自分の意見
・自分の考え
・持説
などの意味があります。
私はセオリーがはっきりしている。次のプロジェクトでは必ず通して見せるぞ。
セオリーの正しい使い方(ビジネスシーンで使う場合)
ビジネスシーンで使う『セオリー』は、『理論』『持論』などがあります。
例文①理論という意味で使う時
【Before】
新入社員が一番に出社して仕事に取り掛からねばという部長の理論はもう古い考えだわ
【After】
新入社員が一番に出社して仕事に取り掛からねばという部長のセオリーはもう古い考えだわ
例文②持論という意味で使う時
【Before】
これは私の持論だが、この商談はもっと他の意見も聞いたほうがいいと思う。
【After】
これは私のセオリーだが、この商談はもっと他の意見も聞いたほうがいいと思う。
例文③セオリー通り
『予定通り』『仮説通り』という意味として、『セオリー通り』と使われることがビジネスシーンではよくあります。
【Before】
納期が迫っているが、焦らずに予定通り進めてください。
【After】
納期が迫っているが、焦らずにセオリー通り進めてください。
例文④セオリーを確立する
『セオリーを確立する』という言葉には、『方法ややり方を確立する』という意味があります。
【Before】
新しい企画を円滑に進める為、まずはやり方を確立していきましょう。
【After】
新しい企画を円滑に進める為、まずはセオリーを確立していきましょう。
ビジネスシーンで『セオリー』と言われた時は、『理論・持論』と受け取ると良いでしょう。
【注意点】
セオリーには「個人の思い込み」や「なんとなくの習慣」などで出来たものもあります。
「セオリー通り」が必ずしも正解とは限らないため、しっかりとしたリサーチが必要となるでしょう。
セオリーの類義語・関連用語4選
『セオリー』の類義語は4つあります。
①モットー
②理屈
③説
④ロジック
類義語①モットーの意味
日常の行為の目標や方針となる事柄。また、それを表現した語句。標語。座右の銘。
引用:weblio辞書
私のモットーは健康第一なので、食生活に気をつけて運動を毎日するようにしています。
類義語②理屈の意味
類義語③説の意味
1 ある物事に対する主義、主張。「新しい―をたてる」「御―御もっともです」
2 うわさ。風説。「彼女が結婚したという―がある」
3 漢文の一体。道理を解釈したもの。また、自分の意見を述べたもの。韓愈の「師説」、柳宗元の「捕蛇者説」など。
引用:weblio辞書
田中さんが仕事を辞めるという説は本当なのか・・?
類義語④ロジックの意味
セオリーの対義語・反対語は実践
セオリーの対義語は、論理の観点からで言うと『実践』になります。
実践には
・自ら実際に行うこと
・目標達成のための行動
などの意味があり、計画遂行などに用いられます。
セオリーが「論理・持論」であり、考え方や計画に基づくため、その逆で「実践」実際に行うことが対義語として成り立っています。
また「持論」の逆は「世論」となリます。