「希薄」という言葉には、「何かが薄く、濃度が低い状態」という意味があります。
ビジネスシーンなどでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「希薄」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「希薄」の意味は『何かが薄く、濃度が低い状態』
【希薄の意味】
何かが薄く、濃度が低い状態を指す言葉である。物質の濃度や、空気、光、音などの強度が低い状態を表す際に用いられる。また、比喩的に、人の感情や意識、関心などが薄れている状態を表すのにも使われる。
引用:Weblio辞書
希薄の読み方は「きはく」です。
明確な語源や由来はありませんが、「希」と「薄」のそれぞれの意味は、
- 「希」は、まれであること
- 「薄」は、密度が低いこと
この2つが合わさってできた言葉です。
『希薄』には
- 何かが薄く、濃度が低い状態
- 物質の濃度や、空気、光、音などの強度が低い状態
- 比喩的に、人の感情や意識、関心などが薄れている状態
などの意味があります。
「希薄」の正しい使い方を例文で紹介!
「希薄」は、何かが薄く、濃度が低い状態を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子目標への意識が希薄になっていた。
例文②
B男彼は責任感が希薄だと思われている。
例文③
C子内容が希薄な説明では相手に伝わりにくい。
例文④
B子危機感が希薄だったため、トラブルにつながってしまった。
例文⑤
C男最近は部内での飲み会も減り、人間関係が希薄になっている。
【希薄を使う時の注意点】
「希薄」は、密度や濃さが薄いことを表すだけでなく、人間関係や責任感、意識などが十分でないことを表す比喩的な表現としても使われます。
ただし、多くの場合「人間関係が希薄」「責任感が希薄」のように、否定的な意味合いで用いられるため、文脈に注意しましょう。
「希薄」の類義語・言い換え5選
『希薄』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 薄い
- 弱い
- 乏しい
- 少ない
- 淡い
類義語①薄いの意味
物事の程度がはなはだしくない。
引用:Weblio辞書
B子この本は内容が薄いと感じました。
類義語②弱いの意味
程度や度合いが小さい。
引用:Weblio辞書
A子証拠が弱いため、結論を出すことはできません。
類義語③乏しいの意味
十分でない。足りない。
引用:Weblio辞書
B男彼は経験が乏しいため、これから学ぶことが多くあります。
類義語④少ないの意味
数量・程度などが小さい。わずかしかない。
引用:Weblio辞書
B子今回のイベントは参加者が少なかった。
類義語⑤淡いの意味
執着や関心が少なくてあっさりしている。ほのかである。
引用:Weblio辞書
C男彼は淡い期待を胸に、新しい仕事へ挑戦しました。

「希薄」と「稀薄」の違いは?
「希薄」と「稀薄」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「希薄」には何かが薄く、濃度が低い状態という意味がありますが、
それに対し「稀薄」は、「希薄」の異体字です。
「希薄」と「稀薄」は意味に違いはなく、どちらも「密度や濃さが薄いこと」や「人間関係や意識などが十分でないこと」を表します。
現在、一般的には「希薄」が用いられます。
「希薄」は英語で『thin』
希薄は英語の『thin』に言い換えることができます。
英語の『thin』には
- (表と裏のへだたりのない意味で)薄い
- 薄い
- 希薄な
などという意味があります。
「希薄」の対義語・反対語は『密接』
希薄の対義語は、『密接』になります。
密接には
- 深い関係にあること
などの意味があり、深い関係にあることを表す際に用いられます。
B男両者には密接なつながりがあります。
何かが薄く、濃度が低い状態という意味の「希薄」に対して、深い関係にあることという意味の「密接」は、反対の意味の言葉として使うことができます。


