『アシスト』はビジネスシーンでよく使われるカタカナ語で、『手助け』という意味があります。
初めて『アシスト』と聞いた時は難しいと感じたり、日本語で言ってよ!と思ったこともあるのではないでしょうか。
しかしビジネス用語の意味を知り、使い方を覚えていくことで、コミュニケーション能力や文書の読解力が向上していくでしょう。
この記事では『アシスト』の意味や、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
アシストの意味は2パターン
【アシストの意味】
1 人の仕事を手伝うこと。「社長を―する秘書」
2 サッカーやアイスホッケーなどで、適切なパスを送って味方選手にシュートの機会を与え、ゴール(得点)を助けるプレー。また、それを行った選手。
引用:weblio辞書
アシストの意味①『人の仕事を手伝うこと』
「アシスト」の一つ目の意味は「人の仕事を手伝うこと。」です。
ビジネスで使われることが多く、アシストをする人のことを「アシスタント」と呼んだりします。
引用:意味大辞典
『アシスト』には
・手助け
・手伝う
・アシスタント
などの意味があります。
上司のアシスタント業務の用意をしなければ
アシストの意味②『 味方選手を助けるプレーとそれを行った選手』
「ロードレース (自転車競技)」の記事における「アシスト」の解説
アシストはエースを勝たせるために風よけ、補給食や飲み物の運搬、他チームの牽制などを行う。エースがレース中に機材故障や落車などで集団から遅れた場合には、アシストが大挙して集団から下がり、チームTT状態で走る事によりエースを集団まで引き戻すこともある。アシストの存在はエースにとって不可欠であり、エースは基本的にアシストを伴って走っている。レースの展開の綾でエースが丸裸になってしまった場合、そのチームは非常に不利な状況に置かれることになるので、レースの最終局面を除きエースがアシスト抜きで走ることは少ない。
引用:weblio辞書
『アシスト』には
・エースを勝たせるための風除け
・味方選手を助けるプレー
・手助けをする選手のこと
などの意味があります。
優勝チームのリーダーは「私のチームでは多くの選手が得点し,アシストできる。チームはとても成長した。」と語っていた。
アシストの正しい使い方(ビジネスシーンで使う場合)
ビジネスシーンで使う『アシスト』は、『手伝う』『手助け』などがあります。
例文①手伝うという意味で使う時
【Before】
今度のイベント運営を新人に任せるのでしっかり手伝ってあげてね
【After】
今度のイベント運営を新人に任せるのでしっかりアシストしてあげてね
例文②手助けという意味で使う時
【Before】
顧客からの電話中に資料持ってきてくれてありがとう。ナイス手助けでしたよ。
【After】
顧客からの電話中に資料持ってきてくれてありがとう。ナイスアシストでしたよ。
例文③手助けという意味で使う時
例文③
【Before】
手助け業務のおかげで作業が捗りました
【After】
アシスト業務のおかげで作業が捗りました
ビジネスシーンで『アシスト』と言われた時は、『手助け・手伝い』と受け取ると良いでしょう。
【注意点】
あくまでも「手助け」である為、相手の仕事を奪うようなことにならないよう上手く立ち回ることが大切です。
「縁の下の力持ち」「黒子」のイメージがいいかもしれません。
アシストの類義語・関連用語5選
『アシスト』の類義語は5つあります。
①補佐
②補助
③サポート
④ヘルプ
⑤援助
類義語①補佐の意味
人をたすけて、その務めを果たさせること。また、その役にある人。「課長を―する」「大統領―官
引用:weblio辞書
補佐として隣の部署に配属される。
類義語②補助の意味
類義語③サポートの意味
1 支えること。支持・支援すること。「新入社員の仕事を―する」
2 販売した製品の補修や、ソフトウエアのバージョンアップなどのアフターサービスを行うこと。また、その情報を公開するためのシステムや窓口となる部署。ユーザーサポート。「―に問い合わせる」
3 データマイニングで、支持度のこと。
引用:weblio辞書
新入社員のサポートは、小林さんに任せます。
類義語④ヘルプの意味
類義語⑤援助の意味
困っている人に力を貸すこと。「資金を―する」「国際―」
引用:weblio辞書
資金援助により新規事業を開始することができた。
アシストの対義語・反対語は妨害
アシストの対義語は、『妨害』になります。
妨害には
・邪魔をする
・妨げる
などの意味があり、進行を妨げる際に用いられます。
アシストは「手助け」、妨害は「邪魔」と相反する物です。しかしときには味方をアシストすることが、敵の見方によって妨害になりうるので、立ち位置によって意味が変わるということを覚えておきましょう。