「是が非でも」という言葉には、「善悪にかかわらず・何が何でも」という意味があります。
日常会話やビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「是が非でも」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
是が非でもの意味は『善悪にかかわらず・何が何でも』

是が非でもの読み方は「ぜがひでも」です。
は、「是(よいこと)」と「非(悪いこと)」という漢字の対比から派生してできた言葉です。
『是が非でも』には
- 善悪にかかわらず
- 何が何でも
などの意味があります。
「是が非でも」の正しい使い方を例文で紹介!

「是が非でも」は、何が何でも・どんなことがあってもの意味するときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子今回の商談は、是が非でも成功させなければならない。
例文②
B男是が非でも手に入れたいものなのか、「金はいくらでも出す」と言っているらしい。
例文③
C子この芝居のヒロインを引き受けられるのはあなた以外にいないので、是が非でも引き受けていただきたいです。
例文④
B子このプロジェクトは実力をアピールする数少ないチャンスなので是が非でもやり遂げてみせます。
例文⑤
C男せっかくここまで来たのだから、あの山に是が非でも登りたい、登らずには帰れません。
【是が非でもを使う時の注意点】
「是が非でも」は、「何が何でも」という強い意志を伝える表現で、多用すると相手にプレッシャーを与えたり、強制的な印象を与えたりすることがあります。
本当に譲れない状況や、強いお願いをしたい時に限定して使うようにしましょう。
「是が非でも」の類義語・言い換え5選

『是が非でも』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 是非
- 何が何でも
- どうしても
- 絶対
- 何としても
類義語①是非の意味
B子是非、みんなでこのイベントを成功させたいです。
類義語②何が何でもの意味
どのようなことがあっても、なんとしても、状況や理由にかかわらず、などの意味の表現。
引用:weblio辞書
A子私が狙っている期間限定のお菓子は、何が何でも手に入れたいと思っています。
類義語③どうしてもの意味
1 どう努力してみても。どんな径路をたどっても。
2 強い決意・願望を表す。どのようにしてでも。ぜひとも。絶対に。
引用:コトバンク
B男どうしても落ちたくないので、塾に通うことになりました。
類義語④絶対の意味
- 他に比較するものや対立するものがないこと。また、そのさま。
- 他の何ものにも制約・制限されないこと。また、そのさま。
- (副詞的に用いる)㋐どうしても。何がどうあっても。㋑(あとに打消しの語を伴って)決して。
引用:weblio辞書
B子週末の試合は、絶対に負けられないので今週は強度を上げて練習したいです。
類義語⑤何としてもの意味
- どうやってでも。必ず。
- (あとに打消しの語を伴って用いる)どうやってみても。
引用:コトバンク
C男何としても遅刻はできないので、さっさと仕事を終わらせたいです。

「是が非でも」と「是非」の違いは?

「是が非でも」と「是非」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「是が非でも」には善悪にかかわらず・何が何でもという意味がありますが、
それに対し「是非」には、正しいことと正しくないこと・どんな困難も乗り越えて実行しようとするさまという意味があります。
「是が非でも」は、善悪にこだわっていないことを指し、「良くても悪くても、なんとかして」という強い意志や行動を表す言葉で善悪に関わらないことに使われます。
一方で「是非」は善悪を判断する意味と、どうしても・必ずという強い願望や推奨の2つの意味を持ち、善悪自体に使われる言葉です。
「是が非でも」は英語で『at all costs』

是が非でもは英語の『at all costs』に言い換えることができます。
英語の『at all costs』には
- どんなに費用をかけても
- 万難を排して・ぜひとも
という意味があります。
「是が非でも」の対義語・反対語は『否でも応でも』

是が非でもの対義語は、『否でも応でも』になります。
否でも応でもには
- 承知でも不承知でも
- どうしても
- なにがなんでも
などの意味があり、賛成でも反対でも、どちらでも用いられます。
B男嫌いな上司だとしても、否でも応でも挨拶をしなければならない場面がある。
「否でも応でも」は「不承知でも承知でも・どちらにしても」というニュアンスで強制や成り行きに任せる感じが強い言葉です。
一方で「是が非でも」は、「良いことでも悪いことでも・関係なく」という意味で、善悪に関わらず目的を達成しようとする強い決意が強調されます。


