「才色兼備」という言葉には、「すぐれた才能と美しい容姿の両方をもっていること」という意味があります。
才能がありなおかつ美しい女性に対してよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「才色兼備」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
才色兼備の意味は『すぐれた才能と美しい容姿の両方をもっていること』
才色兼備の読み方は「さいしょくけんび」です。
「才」は学問の才能・教養、「色」は容姿や内面が優れている、「兼備」は兼ね備えているという意味から来ており、
『才色兼備』には
- すぐれた才能と美しい容姿の両方をもっていること
などの意味があります。
「才色兼備」の正しい使い方を例文で紹介!
「才色兼備」は、優れた才能を持ち、また見た目も美しい女性に対しての褒め言葉として使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
上司の娘さんは、頭も良くてとっても綺麗な方でまさに才色兼備ですね。
例文②
高嶺の花だった才色兼備な彼女と結婚することが出来てとても幸せです。
例文③
同級生の彼女は昔から才色兼備で有名だった。
例文④
多彩な才能を持っている先輩は才色兼備だと思います。
例文⑤
娘は才色兼備なアナウンサーにあこがれているようだ。
【才色兼備を使う時の注意点】
「才色兼備」はすぐれた才能と美しい容姿の両方をもっていることを意味する四字熟語です。
古くから主に女性への誉め言葉として使われることが多いです。
ですが男女平等の観点から、女性に対して特別扱いする不適切な表現と判断されてしまう場合もあるので使う際は注意しましょう。
「才色兼備」の類義語・言い換え5選
『才色兼備』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 文武両道
- 容姿端麗
- 秀外恵中
- 眉目秀麗
- 羞花閉月
類義語①文武両道の意味
クラブに所属している子ども達は、受験もあり文武両道が求められているので大変だと思う。
類義語②容姿端麗の意味
彼は容姿端麗で会社でも人気があります。
類義語③秀外恵中の意味
私の妻は秀外恵中な女性なので、ママ友からも人気があるようだ。
類義語④眉目秀麗の意味
友人の息子さんは眉目秀麗な青年で女子からの人気がすごいらしい。
類義語⑤羞花閉月の意味
昔から憧れていた羞花閉月な女性とお付き合いできることになり、とても嬉しいです。
「才色兼備」と「文武両道」の違いは?
「才色兼備」と「文武両道」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「才色兼備」にはすぐれた才能と美しい容姿の両方をもっていることという意味がありますが、
それに対し「文武両道」には、学芸と武道の両方に優れていることという意味があります。
「才色兼備」は女性が、優れた才能と美しい顔立ちを合わせて持っていることを表す時に使われる誉め言葉です。
一方で「文武両道」は、「学門と武芸の両方を鍛えること・優れていること」から勉強とスポーツの両方を習得することを表すときに使われます。
また、「文武両道」は女性だけでなく男性に対しても使われる表現です。
「才色兼備」は英語で『be both beautiful and talented』
才色兼備は英語の『both beautiful and talented』に言い換えることができます。
英語の『both beautiful and talented』には
- 才色兼備である
という意味があります。
「才色兼備」の対義語・反対語はありません
才色兼備の対義語は、ありません。