「分野」という言葉には、「人間の活動における、分化した一つの領域」という意味があります。
日常生活でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「分野」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「分野」の意味は『人間の活動における、分化した一つの領域』
分野の読み方は「ぶんや」です。
明確な語源や由来はありませんが、「分」と「野」のそれぞれの意味は、
- 「分」は全体をいくつかにわける
- 「野」は範囲
この2つが合わさってできた言葉です。
『分野』には
- 人間の活動における、分化した一つの領域
- 物事のある方面・範囲
などの意味があります。
「分野」の正しい使い方を例文で紹介!
「分野」は、人間の活動における、分化した一つの領域を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
化学の中でも生物分野が得意です。
例文②
料理は得意分野です。
例文③
研究分野ごとに、ファイルにまとめてあります。
例文④
美容分野は自信があります。
例文⑤
彼は、この分野では有名です。
【分野を使う時の注意点】
分野は、全体をいくつかに分けた範囲のことを表します。
- 芸術の分野は、美術・音楽・演劇など
- 化学の分野は、無機化学・有機化学・物理化学など
「分野」は、世間一般的に共通した分け方がされています。
「分野」の類義語・言い換え5選
『分野』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 領域
- 範囲
- フィールド
- エリア
- 域
類義語①領域の意味
ある力・作用・規定などが及ぶ範囲。また、その物事・人がかかわりをもつ範囲。
引用:goo辞書
私の領域に手を出さないでください。
類義語②範囲の意味
ある一定の限られた広がり。ある区域。
引用:goo辞書
テスト範囲を確認しました。
類義語③フィールドの意味
学術などの専門分野。領域。
引用:goo辞書
自分のフィールドを広げて勉強していきたい。
類義語④エリアの意味
区域。地域。地帯。
引用:goo辞書
このエリアを一人で歩くのは危険です。
類義語⑤域の意味
物事の程度の、一定の段階。範囲。境地。
引用:goo辞書
彼女はお菓子作りが上手で、プロの域だ。
「分野」と「部門」の違いは?
「分野」と「部門」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「分野」には人間の活動における、分化した一つの領域という意味がありますが、
それに対し「部門」には、全体をいくつかに分けた一つの部分という意味があります。
「分野」は、領域ごとに分ける際に用いられる範囲が世間で共通認識されていますが、
「部門」は、企業や団体が独自の観点で範囲を決め、分けている部分のことを表します。
似ている言葉ですが、ニュアンスが若干異なりますので、時と場合に応じて使い分けましょう。
「分野」は英語で『area』
分野は英語の『area』に言い換えることができます。
英語の『area』には
- 範囲
- 領域
という意味があります。
「分野」の対義語・反対語はありません
分野の対義語は、ありません。