『ディレクション』はビジネスシーンでよく使われるカタカナ語で、『指揮』という意味があります。
初めて『ディレクション』と聞いた時は難しいと感じたり、日本語で言ってよ!と思ったこともあるのではないでしょうか。
しかしビジネス用語の意味を知り、使い方を覚えていくことで、コミュニケーション能力や文書の読解力が向上していくでしょう。
この記事では『ディレクション』の意味や、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
ディレクションの意味は3パターン
【ディレクションの意味】
方角、方向、指示、指揮、命令、といった意味。
カタカナ語としては、「ディレクター(director)」というカタカナ語の意味合いから類比的に意味を押し広げて、「製作指導」「進行管理」といった意味などでも使われる。
引用:Weblio辞書
カタカナ語のディレクションは、英語の『direction』が語源となっています。
ディレクションの意味①『指揮』
ディレクションは、指導。管理。監督。演出。指揮。
引用:goo辞書
『ディレクション』には
- 指導
- 管理
- 監督
- 演出
- 指揮
などの意味があります。
劇場公演の総指揮を担当した。
ディレクションの意味②『方角・方向』
方角。方向。
引用:goo辞書
『ディレクション』には
- 方角
- 方向
などの意味があります。
ここから東の方角に行けば目的地に着けそうだ。
ディレクションの意味③『傾向・目的』
傾向。また、目的。
引用:goo辞書
『ディレクション』には
- 傾向
- 目的
などの意味があります。
近年の傾向を分析する。
ディレクションの正しい使い方(ビジネスシーンで使う場合)
ビジネスシーンで使う『ディレクション』は、『指揮』『進行管理』などがあります。
例文①指揮という意味で使う時
【Before】
その計画について○○氏から指揮を受けた。
【After】
その計画について○○氏からディレクションを受けた。
例文②進行管理という意味で使う時
【Before】
進行管理を君に任せたい。
【After】
ディレクションを君に任せたい。
ビジネスシーンで『ディレクション』と言われた時は、『指揮・進行管理』と受け取ると良いでしょう。
【注意点】
ディレクションの言葉としての注意点は特にありませんが、仕事でディレクションに関わった際にはただの連絡係にならないよう注意しましょう。
ディレクションの類義語・関連用語2選
『ディレクション』の類義語は2つあります。
『ディレクション』では伝わりづらい場面もあるかもしれません。
意味をしっかりと理解し、使う人やシーンに合わせて言い換えることができるようにしましょう。
①マネジメント
②プロデュース
類義語①マネジメントの意味
プロジェクトのマネジメントを任された。
類義語②プロデュースの意味
映画・演劇・テレビ番組などを制作すること。「連続ドラマを―する」
引用:Weblio辞書
彼女はこの映画のプロデュースを担当しています。
ディレクションの対義語・反対語はミスディレクション
ディレクションの対義語は、『ミスディレクション』になります。
ミスディレクションには
- 誤った指導
- 誤認に導く説明
- 手品の種や事件の真相などから観客や読者の注意をそらすこと、そのために用いるもの
などの意味があり、事実とは違った方向にいくというニュアンスで用いられます。
ビジネスにおいては、ディレクションは指揮・進行管理、ミスディレクションは単にその反対の誤った指導(指揮・進行管理)と受け取ればいいでしょう。