「催し物」という言葉には、「人を集めて行うあらゆる会」という意味があります。
お祭りやフリーマーケットなど人を集めて行うイベントでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「催し物」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
催し物の意味は『人を集めて行うあらゆる会』
催し物の読み方は「もよおしもの」です。
語源は「催す」と「物」から来ており、
- 「催す」は人を集めて行事や会合をする・そのような気持ちにさせる
- 「物」は存在する形・物事・事柄
の2つが合わさってできた言葉です。
『催し物』には
- 人を集めて行うあらゆる会
- イベント
などの意味があります。
催し物の正しい使い方を例文で紹介!
「催し物」は、お祭り・学園祭・発表会などエンターテイメントの要素が強い集まりで使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
年齢問わず楽しめる催し物とは何だろう?
例文②
地産地消を目的とした催し物を行うことが決定したから、これから生産者と打ち合わせがある。
例文③
催し物の1つに食品販売が復活された。
例文④
児童館から来月の催し物のお知らせが届いた。
例文⑤
祭り本番は明日だが今日の催し物は前夜祭として人が集まる。
【催し物を使う時の注意点】
催し物は比較的小規模なイベントで使う言葉です。
主催者も企業ではなく有志者からの出資金で行うことが多く、利益や企業宣伝に繋がらないケースもあります。
催し物の類義語・言い換え4選
『催し物』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- イベント
- 行事
- 催し
- フェスティバル
類義語①イベントの意味
- 出来事。催し物。行事。
- 競技種目。試合。
- キーボードやマウスからの入力や、実行中のプログラムからの処理要求のこと。これをきっかけにしてプログラムを動作させることをイベントドリブンという。
引用:goo辞書
イベントに来る人数を予想して余りが出ないように発注しよう。
類義語②行事の意味
- 恒例として日を定め取り行う催し。
- おこない。行状。
- 平安時代、朝廷の諸儀式をつかさどった役。行事官。
- 江戸時代、商人や町内の組合などを代表して事務をとった人。行司。
- ある事柄を中心となって担当すること。また、その人。責任者。世話人。
引用:goo辞書
大掃除は年末の恒例行事だから掃除グッズを買わなくちゃ!
類義語③催しの意味
- 人を集めて興行・会合などをすること。また、その興行・会合など。催し物。
- 人をうながすこと。催促。
- 物事を誘い出すもととなるもの。誘因。
引用:Weblio辞書
暑気払いの催しを考えよう。
類義語④フェスティバルの意味
祭り。祭典。催し物。
引用:Weblio辞書
私の趣味は夏の音楽フェスティバルにたくさん行くことです。
催し物とイベントの違いは?
「催し物」と「イベント」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「催し物」には"人を集めて行うあらゆる会"という意味がありますが、それに対し「イベント」には"人を集めて行うあらゆる会・出来事・事件"という意味があります。
どちらも同じ意味がある言葉ですが、大きな違いとしてイベントには”出来事・事件”という意味が含まれます。催し物にはそのような意味はありません。
催し物は英語で『event』
催し物は英語の『event』に言い換えることができます。
eventの意味
- 〔心に残るような〕出来事、事件
- 〔スポーツなどの〕行事、催し物、イベント
- 〔オリンピックなどの〕種目、試合
- 〔最終的な〕結果、成果
- 《物理》〔相対性理論の〕事象
引用:英辞郎
※eventがカタカナ語した言葉が「イベント」
英語の『event』には
- 出来事・事件
- 行事・催し物
- 種目・試合
という意味があります。
催し物の対義語・反対語はありません
催し物の対義語はありません。