「不穏な空気」という言葉には、「不安や緊張が感じられる雰囲気のこと」という意味があります。
人々が何かが起こる可能性や、問題があるかもしれないという感覚を抱くときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「不穏な空気」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
不穏な空気の意味は『不安や緊張が感じられる雰囲気のこと』
不穏な空気の読み方は「ふおんなくうき」です。
語源や由来はありません。
『不穏な空気』には
- 不安や緊張が感じられる雰囲気のこと
という意味があります。
「不穏な空気」の正しい使い方を例文で紹介!
「不穏な空気」は、人々が何かが起こる可能性や、問題があるかもしれないという感覚を抱くときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらない可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
不穏な空気が立ちこめる中、彼は冗談を言って場を和ませてくれた。
例文②
不穏な空気が漂う中、彼女は勇気を振り絞って一歩踏み出した。
例文③
会議室に入るなり、不穏な空気が広がった。どうやら難しい話題のようだ。
例文④
不穏な空気を静めるように、音楽が静かに流れ始めた。
例文⑤
ミーティングの席で不穏な空気が流れる中、新しいプロジェクトが発表された。
「不穏な空気」の類義語・言い換え4選
『不穏な空気』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 不穏当
- 物騒
- 不安が募る
- ただならぬ
類義語①不穏当の意味
[名・形動]さしさわりがあって適当でないこと。おだやかでないこと。また、そのさま。「—な言葉を吐く」
引用:weblio辞書
会議中の不穏当な行動は、円滑な進行に支障をきたします。
類義語②物騒の意味
- よくない事が起きたり起こしたりしそうな危険な感じがすること。また、そのさま。「—な世の中」「—な連中」
- ざわざわとして落ち着かないこと。また、そのさま。
- 落ち着きがなく、そそっかしいこと。また、そのさま。
引用:weblio辞書
最近のニュースは本当に物騒なものばかり。
類義語③不安が募るの意味
不安な気持ちが徐々に強く大きくなるさまを意味する表現。「不安が増す」などとも言う。
引用:weblio辞書
彼の返事がこなくて、不安が募るばかりです。
類義語④ただならぬの意味
なんだか通常一般の様子とは異なる、普通でない、といった意味で用いられる表現。「ただごとではない」などとも言う。雰囲気などを形容する語として用いられることが多い。
引用:weblio辞書
いよいよただならぬ事態になってしまった・・・。
「不穏な空気」は英語で『a tense atmosphere』
不穏な空気は英語の『a tense atmosphere』に言い換えることができます。
英語の『a tense atmosphere』には
- 引き締まった空気
という意味があります。
「不穏な空気」の対義語・反対語は『平穏』
不穏な空気の対義語は、『平穏』になります。
平穏には
- 変わったことや波乱がなく、穏やかな様子
などの意味があり、何も問題や混乱がなく、安定している状態や平和な状況を指すときに用いられます。
毎朝のコーヒータイムで、平穏な瞬間を楽しんでいます。
不穏な空気は、不安や緊張から生まれるもので、ざわつきなど気持ちを揺さぶる要素が含まれています。
一方、平穏は心地よい静かさと安定感が漂い、心が落ち着き何事も穏やかに進行するような感覚です。