「眼福」という言葉には、「珍しいもの、美しいものなどを見ることのできた幸せ」という意味があります。
オタク用語としてよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「眼福」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「眼福」の意味は『珍しいもの、美しいものなどを見ることのできた幸せ』
眼福の読み方は「がんぷく」です。
語源は、中国語から来ていると言われています。
かつての中国では、貴重なものを見た時に「眼福」という言葉が使われていたそうです。
『眼福』には
- 珍しいもの、美しいものなどを見ることのできた幸せ
- 目の保養
などの意味があります。
「眼福」の正しい使い方を例文で紹介!
「眼福」は、珍しいもの、美しいものなどを見ることのできた幸せを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
ライブDVDが届いて早速見ましたが、眼福すぎました。
例文②
推しのインスタ、眼福すぎる!!
例文③
可愛い推しを間近で見ることができて、眼福の極みです。
例文④
今日のイベントでは原画も見られて、眼福です。
例文⑤
アリーナ席からの眺めは眼福すぎて倒れそうだった。
【眼福を使う時の注意点】
アイドルやアニメなどが好きな人が使うオタク用語としての「眼福」も、本来の意味合いと同じ「貴重なものを見ることができて幸せであること」を意味しています。
「眼福」の類義語・言い換え2選
『眼福』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 目の正月
- 目の保養
類義語①目の正月の意味
美しい物、珍しい物などを見て楽しむこと。目の保養。
引用:goo辞書
この写真集は本当に美しい。目の正月になる。
類義語②目の保養の意味
美しいものや綺麗なものを見て楽しむこと。多くは美しい風景や美しい女性を見て楽しむことを指す。
引用:Weblio辞書
赤ちゃんは見るだけで癒される。目の保養だ。
「眼福」と「目の保養」の違いは?
「眼福」と「目の保養」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「眼福」には、珍しいもの、美しいものなどを見ることのできた幸せという意味がありますが、
それに対し「目の保養」には、美しいものや綺麗なものを見て楽しむことという意味があります。
どちらも美しいものなどを見た時に使われる言葉で、類義語として用いることができます。
どちらかというと「目の保養」の方が広く知られている表現です。
「眼福」は英語で『eye-pleasing』
眼福は英語の『eye-pleasing』に言い換えることができます。
英語の『eye-pleasing』には
- 眼福の
という意味があります。
「眼福」の対義語・反対語は『見るに堪えない』
眼福の対義語は、『見るに堪えない』になります。
見るに堪えないには
- あまりにみじめで、まともに見られない
- 見るに忍びない
などの意味があり、あまりにみじめで、まともに見られない様子を表す際に用いられます。
見るに堪えない事故現場だ。
珍しいもの、美しいものなどを見ることのできた幸せという意味の「眼福」に対して、あまりにみじめで、まともに見られないことを意味する「見るに堪えない」は、反対の意味の言葉として使うことができます。