「原則」という言葉には、「一般的に適応されるきまり」という意味があります。
ルール表記などでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「原則」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
原則の意味は『多くの場合に共通に適用される基本的なきまり』
原則の読み方は「げんそく」です。
- 「原」はおおもと
- 「則」はきまり
の2つが合わさってできた言葉です。
『原則』には
- 法則
- きまり
- 基本的に
などの意味があります。
原則の正しい使い方を例文で紹介!
「原則」は、特別な事項を除く、決まり事を説明するときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
ここでは原則として携帯電話の使用は禁止です。
例文②
この会社では原則的にリモートワークです。
例文③
原則に従って行動しましょう。
例文④
これは原則に基づいたデータです。
例文⑤
業務中の私語は原則禁止されています。
【原則を使う時の注意点】
特別な事情が無い限りは守る、基本的な考え方を説明するときに使用します。
原則の類義語・言い換え4選
『原則』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 基本
- 規則
- 大抵
- 定め
類義語①基本の意味
判断・行動・方法などのよりどころとなる大もと。
引用:goo辞書
まずは基本を覚えよう。
類義語②規則の意味
行為や事務手続きなどが、それに基づいて行われるように定めた事柄。決まり。
引用:goo辞書
規則正しい生活を心掛けましょう。
類義語③大抵の意味
事柄の主要な部分。
引用:goo辞書
大抵のことは何とかなりそう。
類義語④定めの意味
物事を決めること。取り決め。決定。
引用:goo辞書
今後のために、ルールを定めよう。
原則と原理の違いは?
「原則」と「原理」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「原則」には多くの場合に共通に適用される基本的なきまりという意味がありますが、それに対し「原理」には事物や事象が依拠する基本法則という意味があります。
どちらも決まりを意味する言葉ですが、原理は最も基本的な、さまざまな事象を成り立たせている根源的な意味として使用されます。
原則は英語で『principle』
原則は英語の『principle』に言い換えることができます。
英語の『principle』には
- 原理
- 原則
という意味があります。
原則の対義語・反対語は『例外』
原則の対義語は、『例外』になります。
例外には
- 通例に当てはまらないこと
- 一般原則から外れること
などの意味があり、原則から外れる事例を説明するときに用いられます。
原則は「一般的に適応されるきまり」という意味ですが、例外は「原則を外れる事例」のことを指します。