舌が肥えるの意味とは?誉め言葉なの?例文や英語への言い換えを解説!

スプーン

「舌が肥える」という言葉には、「美食に詳しく味の良し悪しが分かる様子・美味なものを好む様子」という意味があります。

食事についての会話などでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「舌が肥える」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。

目次

舌が肥えるの意味は『美食に詳しく味の良し悪しが分かる様子・美味なものを好む様子』

【舌が肥えるの意味】

美食に精通しており、味の良し悪しが分るさま。美味なものを好むさま。

引用:weblio辞書

舌が肥えるの読み方は「したがこえる」です。

語源は、「肥える」の経験を重ねて物事のよい悪いなどを感じ分ける力が豊かになるという意から作られた例えの表現です。

『舌が肥える』には

  • 美食に精通しており、味の良し悪しが分るさま
  • 美味なものを好むさま

などの意味があります。

舌が肥えるの正しい使い方を例文で紹介!

舌が肥える」は、美食に詳しく味の良し悪しが分かる様子・美味なものを好む様子を表すときに使われる言葉です。

間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。

例文①

A子

舌が肥えている人は料理上手な人が多い気がします。

例文②

B男

息子は5歳なのに舌が肥えてしまって、本物が分かる男と言われています。

例文③

C子

毎日高級なものばかり食べていたら舌が肥えてしまい、元に戻れないかもしれません。

例文④

B子

彼氏は舌が肥えているので、手料理を振る舞うのは緊張する。

例文⑤

C男

上司が高級料理をごちそうしてくれましたが、舌が肥えているからかあまりおいしく感じませんでした。

舌が肥えるを使う時の注意点】

「舌が肥える」は美食に詳しく味の良し悪しが分かる様子・美味なものを好む様子を意味します。

純粋に誉め言葉として食の味覚に優れていることが「舌が肥える」ですが、そこからやや飛躍して食の好みが贅沢などのネガティブな印象もある言葉となっています。

自分から「私は舌が肥えている」と発言するのは、嫌味に捉えられて周囲から嫌われたり敵を作る恐れもあるので注意が必要です。

舌が肥える」の類義語・言い換え5

舌が肥える』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。

類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。

相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。

  1. 口が肥える
  2. 口が奢る
  3. 食通
  4. グルメ
  5. 食い道楽

類義語①口が肥えるの意味

いろいろなものを食べて、味のよしあしがよくわかるようになる。舌が肥える。

引用:goo辞書

B子

友人は口が肥えているので、連れて行ってくれるお店は間違いないでしょう。

類義語②口が奢るの意味

読み方:くちがおごる

うまい食べ物に慣れて、ぜいたくになる。

引用:goo辞書

A子

美食家の上司は口が奢っているので、食事に誘うのを躊躇してしまいます。

類義語③食通の意味

料理の味や知識について詳しいこと。また、その人。

引用:goo辞書

B男

ここは多くの食通が集まる店で、料理のクオリティが高いです。

類義語④グルメの意味

食通。美食家。

引用:コトバンク

B子

彼はグルメだから、お店選びが大変です。

類義語⑤食い道楽の意味

うまい物や珍しい物を食べるのを趣味とすること。また、その人。しょくどうらく。

引用:goo辞書

C男

食い道楽の妻は旅先で食べ歩きすることが大好きです。

健啖家の意味

舌が肥えるは英語で『have a discriminating palate

舌が肥えるは英語の『have a discriminating palate』に言い換えることができます。

have a discriminating palateの意味

優れた味覚の持ち主である、舌が肥えている

引用:英辞郎

英語の『have a discriminating palate』には

  • 優れた味覚の持ち主である
  • 舌が肥えている

という意味があります。

舌が肥えるの対義語・反対語は『味音痴

舌が肥えるの対義語は、『味音痴』になります。

の意味

  1. 舌の味覚神経が飲食物に触れたときの感じ。甘味・酸味などや温度の総合した感じ。
  2. そのもののもっている趣。含蓄。よさ。
  3. 物事を経験したあとでの感じ。
  4. 相場の動きの状態。

引用:goo辞書

音痴の意味

  1. 生理的欠陥によって正しい音の認識と発声のできないこと。
  2. 音程や調子が外れて歌を正確にうたえないこと。
  3. あることに関して感覚が鈍いこと。また、その人。

引用:goo辞書

味音痴には

  • 味覚が鈍く、複雑で繊細な味を感じ取ることができない様子・人
  • 味の感じ方や好みが極端に変わっている様子・人

などの意味があり、味覚が鈍感な人・なんでもおいしく感じる人を表すときに用いられます。

B男

正直妻は味音痴なので、何を食べても美味しいと感じるようです。

「舌が肥える」は美食に詳しく味の良し悪しが分かる様子・美味なものを好む様子という意味で、「味音痴」は味覚が鈍く複雑で繊細な味を感じ取ることができない様子、またはそういう人のことを意味する言葉です。

グルメの意味

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