「骨が折れる」という言葉には、「労力がいる・困難である」という意味があります。
とても苦労するということを表現するときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「骨が折れる」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
骨が折れるの意味は『労力がいる』
骨が折れるの読み方は「ほねがおれる」です。
語源は、文字通り骨を折る(骨折する)ことです。
骨を折ると、強い痛みに加えて生活する上で大変な困難を伴います。
現代でもとても苦労する怪我ですが、そもそも治療することが困難だった時代もありました。
このことから、『骨が折れる』は骨が折れるのと同じくらい
- とても苦労する
- 困難である
ことを意味する言葉として使われるようになったという説があります。
「骨が折れる」の正しい使い方を例文で紹介!
「骨が折れる」は、仕事や暮らしの中でとても苦労することを表したい時に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
このレポートは、骨が折れそうだ。
例文②
課題が多すぎて、解決するのに骨が折れる。
例文③
実家の片付けに、骨が折れた。
【骨が折れるを使う時の注意点】
「骨を折る」という言い方がありますが、この場合は目的を達成するために敢えて苦労するという意味になります。
「骨が折れる」の類義語・言い換え4選
『骨が折れる』の類義語や言い換えの言葉を4つご紹介します。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 辛労
- 四苦八苦
- 難儀
- 難渋
類義語①辛労の意味
みんなの辛労に報いるために、明日から頑張ろうとは思っている。
類義語②四苦八苦の意味
読み方:しくはっく
[名](スル)
1 非常に苦労、また、苦悩すること。「借金に追われて—する」
2 仏語。人間のあらゆる苦しみ。生・老・病・死の四苦と、それに愛別離苦・怨憎会苦(おんぞうえく)・求不得苦(ぐふとくく)・五陰盛苦(ごおんじょうく)を加えた八苦。
引用:weblio辞書
高さ50cmのパフェが画角に収まらず、四苦八苦する。
類義語③難儀の意味
読み方:なんぎ
[名・形動](スル)
1 苦しみ悩むこと。苦労すること。また、そのさま。「腰を屈めるのも—だ」「雪道を行くのに—する」
2 面倒なこと。迷惑なこと。また、そのさま。「—をかける」「—な話をもちこむ」
3 処理するのがむずかしいこと。また、そのさま。一大事。
引用:weblio辞書
日本国内で日本語に難儀することになるとは・・・。
類義語④難渋の意味
読み方:なんじゅう
[名・形動](スル)
1 物事の処置や進行がむずかしくてすらすらいかないこと。また、そのさま。「交渉は—している」
2 困ること。もてあますこと。また、そのさま。「泥道を歩くのに—する」
3 生活が苦しいこと。貧乏なこと。「不景気で暮らし向きが—する」
4 人に金品を与えたり、貸したりするのを惜しむこと。
引用:weblio辞書
グッズを買いすぎて、家までの坂を登るのに難渋している。
「骨が折れる」は英語で『laborious』
骨が折れるは英語の『laborious』に言い換えることができます。
英語の『laborious』には
- 骨の折れる
- 困難な
という意味があります。
「骨が折れる」の対義語・反対語はない
骨が折れるの対義語は、ありません。