叙述の意味とは?正しい使い方・例文を超簡単に解説!類義語・言い換えは?

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「叙述」という言葉には、「物事について順を追って述べること」という意味があります。

国語の授業などでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「叙述」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。

目次

「叙述」の意味は『物事について順を追って述べること』

男性

【叙述の意味】

物事について順を追って述べること。また、その述べたもの。

引用:goo辞書

叙述の読み方は「じょじゅつ」です。

語源は2つの漢字の組み合わせから来ており、

  • 「叙」は順序立てて述べる
  • 「述」は述べること

の2つが合わさってできた言葉です。

『叙述』には

  • 物事について順を追って述べること
  • 物事について順を追って述べたもの

などの意味があります。

「叙述」の正しい使い方を例文で紹介!

紙

「叙述」は、物事について順を追って述べることを表す際に使われる言葉です。

間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。

例文①

A子

日本の歴史について、詳しく叙述されている参考資料を探しています。

例文②

B男

一週間の行動を叙述せよ。

例文③

C子

国語の授業では、叙述を基に想像して読む力を育てています。

例文④

B子

ここに書かれているのは、叙述的な文章だ。

例文⑤

C男

今日の会議の議事録を叙述しました。

【叙述を使う時の注意点】

物事について順を追って述べることという意味の「叙述」ですが、基本的に文章を書くことを意味する言葉です。

文章といっても日記や雑記のようなものではなく、論文や説明文など、正式な文章やきちんとした形式のある文章のことを指しますので、注意して使いましょう。

「叙述」類義語・言い換え4選

ペン

『叙述』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。

類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。

相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。

  1. 叙事
  2. 論及
  3. 描写
  4. 記述

類義語①叙事の意味

事実や事件を、ありのままに述べ記すこと。また、その述べ記したもの。

引用:goo辞書

B子

西欧文学の中でも有名な叙事詩を読みました。

類義語②論及の意味

論じてそのことにまで言い及ぶこと。

引用:goo辞書

A子

今後の経営方針について詳細に論及されました。

類義語③描写の意味

物の形や状態、心に感じたことなどを、言葉・絵画・音楽などによって写しあらわすこと。

引用:goo辞書

B男

場面の情景描写に合うものを選びなさい。

類義語④記述の意味

文章にして書きしるすこと。また、書きしるしたもの。

引用:goo辞書

B子

今日の感想を100字程度で記述してください。

心なしかの意味

「叙述」「記述」の違いは?

手

「叙述」と「記述」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

叙述」には物事について順を追って述べることや述べたものという意味がありますが、

それに対し「記述」には、文章にして書き記すことという意味があります。

「叙述」には順を追って述べるという意味がありますが、「記述」には順を追うという意味がないことが、2つの言葉の違いです。

また、叙述には自分自身の体験について述べる場合が多いです。

どちらも物事について書き表すことを意味する言葉ですが、ニュアンスが微妙に異なりますので、時と場合に応じて使い分けましょう。

叙述は英語で『predication

ペン

叙述は英語の『predication』に言い換えることができます。

predicationの意味

叙述

引用:Weblio英和辞典・和英辞典

英語の『predication』には

  • 叙述

という意味があります。

「叙述」の対義語・反対語は『口述

女性

叙述の対義語は、『口述』になります。

口述の意味

口頭で述べること。

引用:goo辞書

口述には

  • 口頭で述べること

などの意味があり、口頭で述べることを表す際に用いられます。

B男

口述試験は緊張したが、自分の力を発揮することができた。

物事について順を追って述べることという意味で、基本的に文章のことを指す「叙述」に対して、口頭で述べることという意味の「口述」は、反対の意味の言葉として使うことができます。

もとよりの意味

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