「糧にする」という言葉には、「活力のもとにする」という意味があります。
今後の成長のために活力のもとにすることを表す時によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「糧にする」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
糧にするの意味は『活力のもとにする』
糧にするの読み方は「かてにする」です。
語源は糧には活力の源泉という意味のあるので、人生を豊かにしてくれるものを表しています。
『糧にする』には
- 食糧・食物
- 精神・生活の活力の源泉
- 力づけるもの
などの意味があります。
「糧にする」の正しい使い方を例文で紹介!
「糧にする」は、今後の成長のために活力のもとにすることを表す時に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
今回の失敗を糧にして、成長できるように頑張ります。
例文②
彼女の励ましの言葉を糧にして最後までやり遂げた。
例文③
この研修で学んだことを糧にして、次に挑戦します。
例文④
今までの経験を糧にして、事業を始めようと思う。
例文⑤
この経験が僕の糧になっているものです。
【糧にするを使う時の注意点】
糧になるものは人によって違います。
「糧にする」の類義語・言い換え5選
『糧にする』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 血となり肉となる
- 肥やしにする
- 教訓とする
- 拠り所とする
- 追い風とする
類義語①血となり肉となるの意味
学んだ知識・経験などが完全に身について将来の活動に役立つようになる。
引用:weblio辞書
今は辛くても、ここでの経験は必ず血となり肉となるはずだ。
類義語②肥やしにするの意味
成長の糧 (かて) となるもの。
引用:goo辞書
どんな経験も肥やしにして成長していこう。
類義語③教訓とするの意味
教えさとすこと。また、その内容・言葉。
引用:weblio辞書
今回の出来事を教訓として、今後はやっていこう。
類義語④拠り所とするの意味
頼みとするところ。支えてくれるもの。
引用:goo辞書
私には心の拠り所があるから、頑張れる。
類義語⑤追い風とするの意味
有利な状況。後押しとなる出来事。
引用:weblio辞書
思いもしなかったことが追い風となったようだ。
「糧にする」は英語で『use as nourishment』
糧にするは英語の『use as nourishment』に言い換えることができます。
英語の『use as nourishment』には
- 糧にする
という意味があります。
「糧にする」の対義語・反対語は『繰り返す』
糧にするの対義語は、『繰り返す』になります。
繰り返すには
- 同じことをもう一度、あるいは何度もする
- 反復する
などの意味があり、同じことを何度もすることを表す時に用いられます。
彼は毎回同じ間違いを繰り返している。
失敗などを活力のもとにする「糧にする」に対して、「繰り返す」は学習せずに同じことを何度もすることを表します。