「クレバー」という言葉は、「賢いさま」という意味があるカタカナ語です。
ビジネスシーンなどでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「クレバー」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「クレバー」の意味は『賢いさま』
クレバーの読み方は「くればー」です。
語源は、頭の回転が速く賢いという意味の英語「clever」です。
『クレバー』には
- 賢いさま
- 気のきいたさま
- 利口
などの意味があります。
「クレバー」の正しい使い方を例文で紹介!
「クレバー」は、使うシーンによって少しずつ意味が変わってきます。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①ビジネスシーン
頭の回転が速い人や、優秀な人を表す時に使われます。
【例文①】
クレバーな新人がチームに入ってくれて助かる。
【例文②】
同僚はかなりクレバーで、仕事がやりやすい。
例文②サッカーシーン
上手い立ち回りや器用なプレーを賞賛する際に使われます。
【例文①】
クレバーなプレイに歓声が響いた
【例文②】
彼は小柄だが、走力がありクレバーな選手だ。
【クレバーを使う時の注意点】
「クレバー」は賢いことや気が利くことを表すポジティブな意味の言葉ですが、「成績は良いが冷淡である」「ずるがしこい」など皮肉的に使われる場合もあるので注意が必要です。
「クレバー」の類義語・言い換え4選
『クレバー』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- スマート
- インテリ
- したたか
- ジーニアス
類義語①スマートの意味
行動などがきびきびして洗練されているさま。
引用:goo辞書
先輩のスマートな仕事ぶりに憧れます。
類義語②インテリの意味
「インテリ」とは、知識人や知識層を指す言葉である。主に学問や文化に精通しており、その知識を活用して社会に貢献する人々を指す。また、知識や教養を持っていることを自慢するような態度を取る人に対しても使われることがある。
引用:Weblio辞書
彼は見た目はインテリっぽい。
類義語③したたかの意味
強く、しっかりしているさま。
引用:goo辞書
彼女はしたたかな人です。
類義語④ジーニアスの意味
天才。
引用:goo辞書
彼は小さい頃からジーニアスと言われています。
「クレバー」と「スマート」の違いは?
「クレバー」と「スマート」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「クレバー」には賢いさまという意味がありますが、
それに対し「スマート」には、行動などがきびきびして洗練されているさまという意味があります。
「クレバー」は、賢いことや気が利くことを表しますが、「スマート」は、洗練されている様子やきびきびとした行動のことを表します。
似ている言葉ですが、ニュアンスが若干異なりますので、時と場合に応じて使い分けましょう。
「クレバー」の対義語・反対語は『愚か』
クレバーの対義語は、『愚か』になります。
愚かには
- 頭の動きが鈍いさま
- 考えが足りないさま
などの意味があり、頭の動きが鈍い様子を表す際に用いられます。
この店でラーメンを頼むなんて愚かだ。
賢い様子を表す「クレバー」に対して、頭の動きが鈍いさまを表す「愚か」は、反対の意味の言葉として使うことができます。