『むやみに』には『いちずに物事をすること』『甚だしい様』という意味があります。
「何となくの意味しか知らない」「使い方が合っているか分からないまま言っていた」という人もいるのではないでしょうか。
言葉の意味や使い方を正しく理解することで、自分の思いや気持ちを簡単に表現することができたり、コミュニケーションの質を高めることができます。
この記事では『むやみに』の意味や使い方を例文などで、分かりやすく紹介していきます。
『むやみに』の意味は『いちずに物事をすること』『甚だしいさま』
【むやみにの意味】
1 結果や是非を考えないで、いちずに物事をすること。また、そのさま。
2 物事の状態が度を超えて甚だしいさま。ひどい。
[補説] 「無闇」「無暗」は当て字。
引用:Weblio辞書
『むやみに』には
- 結果や是非を考えないで、いちずに物事をすること
- 物事の状態が度を超えて甚だしいさま
などの意味があります。
『むやみに』の正しい使い方を例文で紹介!
『むやみに』は、『いちずに物事をすること』『甚だしい様』の意味で使われる言葉です。
例文を見て、正しい使い方を知っていきましょう。
例文① 『いちずに物事をする』という意味の場合
息子に買い物を頼んだら、
必要がないものまでむやみに買ってきてしまった。
例文② 『甚だしい様』という意味の場合
むやみに連絡をとっても、気持ちが伝わるとは限らない。
例文③ 『むやみやたら』という意味の場合
人のプライベートをむやみやたらと詮索するのはいただけません。
【『むやみに』と『むやみやたら』の違い】
『むやみに』の意味のブロックでも解説している通り、
『むやみやたら』も同様に「度が過ぎた様子」を表す言葉です。
この2つの違いについては、2つの言葉の違いのブロックで詳しく紹介します☟
『むやみに』の類義語・言い換え3選
『むやみに』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
- 無性に
- 過度に
- なりふり構わず・考えなしに
類義語①『無性に』の意味
◇類似の語に「無性に」があり、感情や欲求などが強くわき起こるようすに多く使われる。「最近、無性に故郷が恋しくなることがある」「汚職の報道に無性に腹が立つ」
引用:Weblio辞書
無性に腹が立って衝動買いをしてしまった。
類義語②『過度に』の意味
類義語③『なりふり構わず』『考えなしに』の意味
無計画に当てもなくその行動を行いたがるさま。
引用:Weblio類語辞典
後がないので、なりふり構ってはいられない。
「むやみに」と「むやみやたら」の違いは?
「むやみに」と「むやみやたら」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「むやみに」には 度が過ぎた様子という意味がありますが、
それに対し「むやみやたら」には節度や秩序もなくむちゃくちゃなこと、という意味があります。
これらのことから『むやみやたら』とは、『むやみに』よりもさらに程度を超えた表現ということが分かります。
『むやみに』は英語で「needlessly」「without reason」
『むやみに』は英語の「needlessly」「without reason」等と表現することができます。
needlesslyの意味
不必要に、むだに、いわれなく
引用: weblio
without reasonの意味
みだりに
引用: weblio
『むやみに』の対義語・反対語はない
『むやみに』の対義語は、ありません。