「ニュートラル」という言葉には、「中立的」という意味があるカタカナ語です。
日常生活でもよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「ニュートラル」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
ニュートラルの意味は『中立的』
ニュートラルの読み方は「にゅーとらる」です。
語源は中立という意味の英語neuterです。
『ニュートラル』には
- いずれにも片寄らないさま
- 中立的
- 自動車などで、ギアがかみ合わず動力が伝達されてない状態
などの意味があります。
「ニュートラル」の正しい使い方を例文で紹介!
「ニュートラル」は、かたよっていないという意味で使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
車が動かないと思ったらギアをニュートラルに入れていただけだった。
例文②
上司はいつもニュートラルな立場でいてくれるので助かる。
例文③
私はニュートラルカラーの洋服が似合わない。
例文④
常にニュートラルな人間でいたい。
例文⑤
彼女はニュートラルな視点を持っていて尊敬している。
「ニュートラル」の類義語・言い換え4選
『ニュートラル』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- ドライ
- 公平
- 冷める
- 客観的
類義語①ドライの意味
感傷や人情に動かされないで万事合理的に割り切るさま。現実的なさま。
引用:コトバンク
彼はドライに見えるが良い意味で他人に期待していないだけだ。
類義語②公平の意味
すべてのものを同じように扱うこと。判断や処理などが、かたよっていないこと。また、そのさま。
引用:Weblio辞書
ライブの座席は本当に公平な抽選なのだろうか。
類義語③冷めるの意味
高まっていた感情や興味が衰えたり薄らいだりする。
引用:goo辞書
彼への気持ちはとっくに冷めてしまった。
類義語④客観的の意味
1.主観または主体を離れて独立に存在するさま。
2.特定の立場にとらわれず、物事を見たり考えたりするさま。
引用:コトバンク
迷ったら一度客観的な立場になって考えてみましょう。
「ニュートラル」と「ナチュラル」の違いは?
「ニュートラル」と「ナチュラル」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「ニュートラル」には中立的という意味がありますが、
それに対し「ナチュラル」には、飾り気や誇張のないことという意味があります。
例えば「ニュートラル」な態度である人がいたとしてそれがその人の元からの性格であれば、
それは「ナチュナル」なその人の魅力ということになります。
「ニュートラル」の対義語・反対語は『偏見』
ニュートラルの対義語は、『偏見』になります。
偏見には
- かたよった見方・考え方
- ある集団や個人に対して、客観的な根拠なしにいだかれる非好意的な先入観や判断
などの意味があり、偏っているという意味で用いられます。
様々な事情を抱えた相談者が来るが、偏見を持たずに対応しなければならない。
「偏見」などを持たずに中立であるのが「ニュートラル」です。