「お茶目」という言葉には、「無邪気な子供っぽいいたずらをすること」という意味があります。
人の性格を表す場面でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「お茶目」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
お茶目の意味は『無邪気な子供っぽいいたずらをすること』
お茶目の読み方は「おちゃめ」です。
無邪気な子供っぽいいたずらをすることを意味する「茶目」が由来の言葉です。
「茶目」の由来は諸説ありますが、「ふざけたことを言う女性」という意味の「茶利女(ちゃりめ)」が変化した言葉だという説があります。
『お茶目』には
- 無邪気な子供っぽいいたずらをすること
などの意味があります。
「お茶目」の正しい使い方を例文で紹介!
「お茶目」は、無邪気な子供っぽいいたずらをすることを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
彼女はお茶目な人だ。
例文②
お茶目な犬を飼っています。
例文③
彼のお茶目なところが好きです。
例文④
いたずらには困ることもあるが、いつまでもお茶目な娘でいてほしい。
例文⑤
僕の母は、とてもお茶目な性格です。
【お茶目を使う時の注意点】
一般的には、プラスの意味で使われることが多い言葉ですので、褒め言葉として使う事ができます。
しかし、「子供っぽい」という意味をマイナスに捉える人もいるため、目上の方との会話やかしこまった場面で使う場合には、注意が必要です。
「お茶目」の類義語・言い換え3選
『お茶目』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 愛嬌がある
- ひょうきん
- 憎めない
類義語①愛嬌があるの意味
ひょうきんで、憎めない表情・しぐさ。
引用:goo辞書
愛嬌がある彼女は、みんなから慕われています。
類義語②ひょうきんの意味
気軽でおどけた感じのすること。また、そのさま。
引用:goo辞書
ひょうきん者の彼は、クラスで人気があります。
類義語③憎めないの意味
憎もうとしても憎むことができない。愛すべきところがある。
引用:goo辞書
友人は遅刻や忘れ物ばかりするけど、憎めないやつだ。
「お茶目」と「おっちょこちょい」の違いは?
「お茶目」と「おっちょこちょい」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「お茶目」には無邪気な子供っぽいいたずらをすることという意味がありますが、
それに対し「おっちょこちょい」には、落ち着いて考えないで、軽々しく行動することという意味があります。
どちらも人の性格を表す言葉ですが、「お茶目」は子供っぽい様子を表すのに対して、「おっちょこちょい」は、落ち着きのない様子を表しています。
「お茶目」は可愛いいたずらを表す場面で使われることが多く、「おっちょこちょい」は失敗した場面で使われることが多い言葉という違いがあります。
「お茶目」は英語で『mischievous』
お茶目は英語の『mischievous』に言い換えることができます。
英語の『mischievous』には
- いたずら好きな
- わんぱくな
という意味があります。
「お茶目」の対義語・反対語は『真面目』
お茶目の対義語は、『真面目』になります。
真面目には
- 嘘やいい加減なところがなく、真剣であること
- 本気であること
などの意味があり、真剣であることを表す際に用いられます。
真面目が一番だと、30年間生きてきました。
無邪気な子供っぽいいたずらをすることを意味する「お茶目」に対して、嘘やいい加減なところがなく、真剣であることという意味の「真面目」は、反対の意味の言葉として使うことができます。