「パーソナル」という言葉には、「個人的」という意味があるカタカナ語です。
一個人に関するさまを表すときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「パーソナル」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
パーソナルの意味は『個人的』
パーソナルの読み方は「ぱーそなる」です。
語源は個人のや直接という意味のある英語の「personal」です。
『パーソナル』には
- 一個人に関するさま
- 個人的
- 他の語の上に付いて、個人用の、小型で手軽な、などの意を表す
などの意味があります。
「パーソナル」の正しい使い方を例文で紹介!
「パーソナル」は、一個人に関するさまを表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
パーソナルな情報を今日中に共有してください。
例文②
私に合うパーソナルトレーナーを探している。
例文③
転職のためにパーソナルブランドを考えよう。
例文④
パーソナルデータは簡単には見れないようになっています。
例文⑤
まずはパーソナルスペースを確保しよう。
【パーソナルを使う時の注意点】
単体で使われるよりも、他の言葉と合わせて使うことの方が多いです。
「パーソナル」の類義語・言い換え5選
『パーソナル』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 私的
- プライベート
- 個人的
- 個々
- プライバシー
類義語①私的の意味
個人に関わるものごと。組織や市民全体に関わるものではない、私事を意味する表現。プライベートであること。
引用:weblio辞書
知事は私的な用事で渡米しているようだ。
類義語②プライベートの意味
個人的な物事であるさま。公のものでないさま。私的。
引用:goo辞書
芸能人がいるがプライベートのようだから知らないふりをしよう。
類義語③個人的の意味
個人を主体とするさま。個人に関するさま。公的でない立場や、他人と関わりない事柄についていう。プライベート。
引用:weblio辞書
個人的な意見ですがそれには反対です。
類義語④個々の意味
いくつかあるうちの一つ一つ。おのおの。それぞれ。
引用:goo辞書
個々の意見を尊重したいが全てとはいかない。
類義語⑤プライバシーの意味
個人や家庭内の私事・私生活。個人の秘密。また、それが他人から干渉・侵害を受けない権利。
引用:weblio辞書
それ以上踏み込むのはプライバシーの侵害になりますよ。
「パーソナル」と「プライベート」の違いは?
「パーソナル」と「プライベート」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「パーソナル」には一個人に関するさまという意味がありますが、
それに対し「プライベート」には、個人的な物事であるさまという意味があります。
どちらも個人のという意味がありますが、「パーソナル」は個人のみを表し「プライベート」はグループを表すこともあるという違いがあります。
「パーソナル」の対義語・反対語は『公的』
パーソナルの対義語は、『公的』になります。
公的には
- おおやけであるさま
- 公共のことにかかわっているさま
などの意味があり、おおやけであるさまを表すときに用いられます。
知事は公的な立場での発言には気を付けてください。
私的を表すパーソナルに対して、公的はおおやけであることを表します。