「人格者」という言葉には、「すぐれた人格の持ち主」という意味があります。
人物紹介の時によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「人格者」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
人格者の意味は『すぐれた人格の持ち主』
人格者の読み方は「じんかくしゃ」です。
語源は正確には不明ですが、明治後期にpersonalityの和訳として人格という言葉が定着しています。
また定着する前には人品ともいわれており、これは「気品」に要因していると言われています。
したがって『人格者』には
- すぐれた人格の持ち主
- 気品の高い人
などの意味があります。
「人格者」の正しい使い方を例文で紹介!
「人格者」は、人の性格を表す時に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
先生は人格者です。
例文②
人格者でなくてはできない職業などありません。
例文③
彼女は相当な人格者で周りからの信頼も厚いです。
【人格者を使う時の注意点】
人格者か否かを測る尺度は人によって様々です。
明確な指標はありませんので、人によって表現が違う場合があります。
「人格者」の類義語・言い換え2選
『人格者』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 善人
- 真人間
類義語①善人の意味
善良な人。行いの正しい人。
引用:goo辞書
彼ほどの善人を見たことがありません。
類義語②真人間の意味
まじめで正しい生き方をしている人間。まともな人。
引用:goo辞書
真人間になるには努力は必要ありません。
「人格者」は英語で『person of character』
人格者は英語の『person of character』に言い換えることができます。
英語の『person of character』には
- 人格者
という意味があります。
「人格者」の対義語・反対語は『愚者』
人格者の対義語は、『愚者』になります。
愚者には
- 愚か者
- 愚人
などの意味があり、あまり良く無い意味合いで用いられます。
あの人の先ほどの行動はまるで愚者です。
人格者の反対の意味を持つ言葉として愚者がありますが、そのほかには非人格者という言葉もあります。
辞書には載っていませんが、人格者に非ずという意味があります。
これは人格者ではない、という意味で愚者よりは普通の人といった印象です。
使う場合にはどの言葉を使うのが適切かよく考えてから使うようにしましょう。