IT業界などでよく使われている『レビュー』には、『批評・報告』という意味があります。
情報技術が発展し、社会のデジタル化が進む中で、IT用語に関する知識が求められる仕事も増えています。
言葉の意味を理解することで、自分自身のスキルアップや自己成長にも繋がるでしょう。
この記事では『レビュー』の意味や、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
レビューの意味は3パターン
レビュー は、批評記事。文芸・芸能などに関する評論。論評。また、評論雑誌。「ブック―」
引用:goo辞書
レビューは英語で『review』と表記され
・名詞としては、報告、展望、反省
・動詞としては評論を書く、復習する、回想する
・軍隊を観閲する、閲兵する
などの意味があります。
カタカナ語のレビューは『review』が語源となっており、各分野ごとに少しずつ違う使われ方をしていますので、詳しく見ていきましょう。
IT業界でのレビューの意味はチェックする工程
IT業界で使われるレビューには、チェックする工程という意味があります。
レビューの意味①『チェックする工程』
レビューは、実装されたソフトウェアや情報システムが仕様通りであるか、実装やテストの漏れなどが無いかなどをチェックする工程のこと
引用:weblio辞書
『レビュー』には
・確認する
・チェックする
などの意味があります。
このソフトのレビューを上司にお願いしよう。
レビューの各業界ごとの意味
『レビュー』は、ISOや本屋などでもよく聞く言葉です。
各業界での意味をしっかりと理解し、シーンに合わせて使い分けていきましょう。
ISO『判定すること』
規格では中分類として次の3つのレビューが要求事項として規定されている。①マネジメントレビュー(5.6)②製品に関連する要求事項のレビュー(7.2.2)設計・開発のレビュー(7.3.4)
引用:weblio辞書
ISOでは、『実施した作業(仕事)の適切性や妥当性及び有効性を判定すること。』という意味で使われています。
部下の育成の為に指導をするときなどにも使われます。
来年に向けての大事なレビューをする。
本屋『評価・考察』
概要(あらすじ)や見所、表現の巧拙に関する評価、作品のに込められた作者の真意に関する考察など
引用:weblio辞書
本屋では、『評価や考察』という意味で使われています。
ブックレビューは書評のことで、批判的もしくは評価的な説明をするもの。
この本のレビューは面白いから読んでみよう。
ビデオ編集『確認する』
編集機の機能の一つ。イベント編集終了後、直ちに編集結果を確認すること。
引用:weblio辞書
ビデオ編集では、『編集結果を確認する』という意味で使われています。
これはレビュー完了したから放送できる。
レビューの類義語2選
『レビュー』の類義語は2つあります。
①評論
②批評
類義語①評論の意味
物事の価値・善悪・優劣などを批評し論じること。また、その文章。
引用:goo辞書
類義語②批評の意味
物事の是非・善悪・正邪などを指摘して、自分の評価を述べること。
引用:goo辞書
レビューの関連用語3選
『レビュー』を使った関連用語は3つあります。
①水平的レビュー
②コードレビュー
③デザインレビュー
関連用語①水平的レビューの意味
ある特定のテーマについて、複数の金融機関を当局が統一目線でレビューし、最も有効な経営機能や業務機能を「ベスト・プラクティス」として推奨し、業界全体の向上・高度化を促すという英米型の検査・監督手法
引用:投資用語集
関連用語②コードレビューの意味
ソフトウェア開発の一工程で、コンピュータプログラムのソースコードを記述者とは別の人が詳細に調べ、所感を開発者に伝えるすること。
引用:IT用語辞典
関連用語③デザインレビューの意味
製品開発の工程の一つで、設計に問題がないかを担当者、担当部局以外の第三者を交えて検討すること。
引用:IT用語辞典
レビューの対義語・反対語はない
レビューの対義語は、日本語・英語ともにありません。
その為、対義で使いたい場合には反対の意味に言い換えるしかないようです。