山紫水明の意味とは?花鳥風月との違いを簡単に解説!正しい使い方・例文は?

絶景

「山紫水明」という言葉には、「山や川の景色が美しいこと」という意味があります。

美しい景色を表す際によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「山紫水明」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。

目次

山紫水明の意味は『山や川の景色が美しいこと』

木

【山紫水明の意味】

山は日に映えて紫色に見え、川の水は澄んで清らかであること。山や川の景色が美しいことをいう。

引用:goo辞書

山紫水明の読み方は「さんしすいめい」です。

語源は、日本の自然の美しさを表す言葉として和歌や俳句で使われていたことです。

「山紫」は、美しい山に広がる紫色の霞を、「水明」は水面の明るい輝きを表すと言われています。

その2つを組み合わせて四季の風景や自然の美しさを表す「山紫水明」という言葉になりました。

『山紫水明』には

  • 山は日に映えて紫色に見え、川の水は澄んで清らかであること
  • 山や川の景色が美しいことをいう

などの意味があります。

山紫水明の正しい使い方を例文で紹介!

川

山紫水明」は、山や川の景色が美しいことを表す際に使われる言葉です。

間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。

例文①

A子

休職してゆっくりと山紫水明を感じ、リフレッシュしているところです。

例文②

B男

週末に一人でキャンプに行き、山紫水明を楽しんだ。

例文③

C子

大人になってから山紫水明の良さに気づいた。

例文④

B子

毎日毎日、家と会社の往復で疲れた…。山紫水明を感じたい。

例文⑤

C男

この地域の山紫水明の魅力を、海外の人に伝えたい。

山紫水明を使う時の注意点】

「山紫水明」は、山頂からの眺望や絶景だけでなく、朝焼けや雨上がりの空など、何気ない日常の自然について使うこともできる言葉です。

山紫水明類義語・言い換え2選

空

山紫水明』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。

類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。

相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。

  1. 風光明媚
  2. 花鳥風月

類義語①風光明媚の意味

自然の眺めが清らかで美しいこと。また、そのさま。

引用:goo辞書

B子

地元の牧場は風光明媚だ。

類義語②花鳥風月の意味

自然の美しい景色。また、自然の風物を題材とした詩歌や絵画などをたしなむ風流にもいう。

引用:goo辞書

A子

グランピングに行き、花鳥風月を楽しんだ。

かたわれ時の意味

山紫水明「花鳥風月」の違いは?

木

「山紫水明」と「花鳥風月」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

山紫水明」には山や川の景色が美しいことという意味がありますが、

それに対し「花鳥風月」には、自然の美しい景色という意味があります。

「山紫水明」は山や紫色の霞、水の明るさを、「花鳥風月」は花や鳥、風や月を、美しい自然の象徴としてあげています。

どちらも自然の美しさを表す四字熟語ですが、言葉の題材にしているものが異なりますので、表現したいニュアンスにあったものを選んで使用すると良いでしょう。

山紫水明は英語で『scenic beauty

山

山紫水明は英語の『scenic beauty』に言い換えることができます。

scenic beautyの意味

名勝

引用:Weblio英和辞典・和英辞典

英語の『scenic beauty』には

  • 名勝

という意味があります。

「山紫水明」の対義語・反対語は『満目蕭条

人

山紫水明の対義語は、『満目蕭条』になります。

満目蕭条の意味

見渡す限り、物さびしいさま。

引用:goo辞書

満目蕭条には

  • 見渡す限り、物さびしいさま

などの意味があり、見渡す限り、物さびしいさまを表す際に用いられます。

B男

雪で覆われた大地は、満目蕭条だ。

山や川の景色が美しいことという意味の「山紫水明」に対して、見渡す限り、物さびしいさまという意味の「満目蕭条」は、反対の意味の言葉として使うことができます。

春うららの意味

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