悟るとはどんな意味?例文や正しい使い方を超わかりやすく解説!類義語・対義語まとめ!

人々

「悟る」という言葉には、「物事の真の意味を知る・気づく」という意味があります。

物事の本質や真実などを深く知る・気づくということを表現するときに使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「悟る」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。

目次

悟るの意味は『物事の真の意味を知る』

女性

【悟るの意味】

 物事の真の意味を知る。はっきりと理解する。「芸の神髄を—・る」

 隠されているもの、また自分の運命などについて、それと気づく。感づく。察知する。「危険を—・る」「言外の意を—・る」「失敗を—・られないようにする」「死期を—・る」

 仏語。迷い・煩悩(ぼんのう)を去って生死を超えた永遠の真理を会得する。悟りを開く。

引用:weblio辞書

悟るの読み方は「さとる」です。

「悟(ゴ/さと-る)」という漢字は、迷いから覚める・真理にめざめるといった意味を持ちます。

『悟る』には

  • 真の意味を知る
  • はっきりと理解する
  • 気づく

などの意味があります。

「悟る」の正しい使い方を例文で紹介!

男性

悟る」は、物事の本質や真実などを知る・気づくということを言うときに使われる言葉です。

間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。

例文①

A子

「大学受験は甘くない」と、高3の夏休みに悟った。

例文②

B男

今日は定時で帰れないと早々に悟った。

例文③

C子

これで、彼は事の重大さを悟るだろう。

【悟るを使う時の注意点】

仏語では「生死を超えた永遠の真理を会得する」という意味で使われることから、「思考してわかる」というよりも、直感的で深く心の底から理解することを表すときに使えるのではないでしょうか。

「悟る」の類義語・言い換え4選

男性

『悟る』の類義語や言い換えの言葉は4つご紹介します。

類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。

相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。

  1. 心得る
  2. 感知
  3. 感得
  4. 達観

類義語①心得るの意味

読み方:こころえる

 物事の事情や意味するところをよく理解する。のみこむ。わきまえる。「扱いを—・えている」

 事情をよく理解したうえで引き受ける。承知する。「—・えました。おまかせください」

 たしなみがある。会得している。「茶道も少しは—・えている」

 気をつける。用心する。

「ころび落ちぬやう—・えて炭を積むべきなり」〈徒然・二一三〉

引用:weblio辞書

B子

この場合の対応は、心得ています!

類義語②感知の意味

読み方:かんち

[名](スル)感じとること。気づくこと。「身の危険を—する」「地震を—する装置」

引用:weblio辞書

A子

私は雲行きの怪しさを感知し、急いでその場を離脱した。

類義語③感得の意味

読み方:かんとく

[名](スル)

 奥深い道徳や真理などを感じ悟ること。「自然の摂理を—する」

 信心が神仏に通じて、宿願がかなえられること。

 思いがけなく手に入れること。

引用:weblio辞書

B男

世界中を旅して、「生きる意味などなくても良い」と感得した。

類義語④達観の意味

読み方:たっかん

[名](スル)

 広く大きな見通しをもっていること。遠い将来の情勢を見通すこと。「時勢を—する」

 目先のことや細かなことに迷わされず、真理・道理を悟ること。俗事を超越し、さとりの境地で物事にのぞむこと。「人生を—する」

引用:weblio辞書

B子

彼女は齢5歳にして、世の理不尽さを達観したようだ。

「悟る」と「理解」の違いは?

男性

悟る」と「理解」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

悟る」には物事の真の意味を知る・自分の運命などに気づくことという意味がありますが、

それに対し「理解」には、物事の道理を正しくわかること・意味や内容をのみこむことという意味があります。

また、辞書の意味や例文を比較してみると、「悟る」は言葉では言い表せないような深い部分を知る・直感的にわかるという場合に用いられ、「理解」は学問や客観的な事実などについて知る・わかることを表現するときに使用されている印象があります。

「悟る」は英語で『realize』

男性

悟るは英語の『realize』に言い換えることができます。

realizeの意味

1〈事実などを〉はっきり理解する,悟る 《★進行形なし》.

She has not realized her own mistakes.  彼女は自分の誤りに気づいていない.

2〔+(that)〕〈…ということを〉悟る,了解する,理解する.

I didn't realize (that) she was so ill. 彼女がそんなにひどい病気だとはわからなかった.

3〔+wh.〕〈…かを〉悟る,了解する.

I didn't realize how much she loved me. 彼女がどんなに深く私を愛しているか私には気がつかなかった.

引用:weblio辞書

英語の『realize』には

  • はっきり理解する
  • 悟る

という意味があります。

「悟る」の対義語・反対語は『迷う』

男性

悟るの対義語は、『迷う』になります。

迷うの意味

読み方:まよう

 まぎれて、進むべき道や方向がわからなくなる。「山中で道に—・う」

 どうしたらよいか決断がつかない。「進学か就職かで—・う」「判断に—・う」

 心が乱れてよくない方向へ行く。欲望・誘惑に負ける。「色香に—・う」

 区別がつかなくなる。まぎれる。

引用:weblio辞書

迷うには

  • 道や方向がわからなくなる
  • 決断がつかない
  • 心が乱れよくない方向へ行く

などの意味があり、正解や正しい方向がわからないということを表すときに用いられます。

B男

こだわり過ぎて、これで良いのか迷っている。

「悟る」は真の意味を知る・はっきりわかるという意味を表しますが、「迷う」はわからなくなる・見失うという反対の意味を表します。

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