「怖い」という言葉には、「不気味である」という意味があります。
例えば暗闇に一人でいるときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「怖い」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
『怖い』の意味は『不気味である』
怖いの読み方は「こわい」です。
語源は「こはし」で、基本的な意味は「かたい」、すなわち「強い」という意味です。
『怖い』には
- それに近づくと危害を加えられそうで不安である
- 悪い結果が出るのではないかと不安で避けたい気持ちである
- 不思議な能力がありそうで、不気味である
などの意味があります。
「怖い」の正しい使い方を例文で紹介!
「怖い」は、恐ろしいものや怖くて苦手なものに対して使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
私は暗闇が怖いので苦手だ。
例文②
僕のミスが課長にばれてしまうのが怖い。
例文③
私は動物が怖い。
例文④
占い師の予言が怖いほど正確だった。
例文⑤
彼女に振られるのが怖い。
【怖いを使う時の注意点】
怖いには使い方によってニュアンスが変わるので注意しましょう。
「怖い」の類義語・言い換え3選
『怖い』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 恐ろしい
- 物物しい
- ぞっとする
類義語①恐ろしいの意味
危険を感じて、不安である。
引用:weblio辞書
昨日は恐ろしいニュースを見た。
類義語②物物しいの意味
宮殿は物物しい警戒ぶりだった。
類義語③ぞっとするの意味
悪寒や恐怖の念などが身体を抜けていくように感じるさま。
引用:weblio辞書
話を聞いただけで、ぞっとする。
「怖い」と「恐い」の違いは?
「怖い」と「恐い」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「怖い」には不気味であるという意味がありますが、
それに対し「恐い」には、危険を感じて不安であるという意味があります。
「恐い」は、より客観的な対象の危険性を表しており、それに対して「怖い」は主観的な恐怖を表す言葉です。
「怖い」は英語で『scared』
怖いは英語の『scared』に言い換えることができます。
英語の『scared』には
- おびえた
- 怖がって
という意味があります。
「怖い」の対義語・反対語は『安心』
怖いの対義語は、『安心』になります。
安心には
- 気がかりなことがなく心が落ち着くこと
- 心が安らかで心配のないこと
などの意味があり、心が落ち着いているときに用いられます。
やるべきことを終えたので安心して眠れる。
不気味で不安であるという意味の「怖い」の対義語である「安心」は気がかりなことがなく心が落ち着いていることを表します。