「戦利品」という言葉には、「苦労や努力をして手に入れた物品」という意味があります。
欲しかった物を手に入れた場面などでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「戦利品」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「戦利品」の意味は『苦労や努力をして手に入れた物品』
【戦利品の意味】
戦争で、敵から奪い取った物品。戦場または占領地で敵から押収して自国の所有とする動産。
[補説]近年、「苦労や努力をして手に入れた物品」などの意味で用いられることがある。
引用:goo辞書
戦利品の読み方は「せんりひん」です。
語源は「戦利」と「品」の漢字の組み合わせから来ており、
- 「戦利」は戦争で、敵の物品を奪い取ること
- 「品」はいろいろな物
の2つが合わさってできた言葉です。
『戦利品』には
- 戦争で、敵から奪い取った物品
- 戦場または占領地で敵から押収して自国の所有とする動産
- 苦労や努力をして手に入れた物品
などの意味があります。
「戦利品」の正しい使い方を例文で紹介!
「戦利品」は、使うシーンによって少しずつ意味が変わってきます。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①戦争で奪い取った品を表す時
戦争において奪い取った品を表す際に使われます。
【例文①】
あの国は、戦利品として持ち帰った兵器を使用していた。
【例文②】
その歴史館には、戦利品の剣が飾られています。
例文②オタク活動の時
好きなキャラクターなどのグッズを表す時に使われます。
【例文①】
グッズ発売当日に開店前から並んだ甲斐があって、戦利品をたくさん手に入れることができた。
【例文②】
一緒にイベントに参加した友達と、カフェで戦利品を見せあった。
例文③買い物をした時
買ったものを紹介する際などに使われます。
【例文①】
スーパーの特売でゲットした戦利品はこちらになります。
【例文②】
ブラックフライデーの戦利品は、ティッシュや洗剤などの日用品です。
【戦利品を使う時の注意点】
元々は「戦争に勝利した国が負けた国から奪ったもの」という意味で使われていた言葉ですが、今は日常的にそのような使われ方はほとんどしません。
アニメやアイドルが好きなオタクと言われる人たちが、大きいイベントのことを戦場に例え、「困難な状態の中、苦労して手に入れた品物」を意味することが多いですので覚えておきましょう。
「戦利品」の類義語・言い換え2選
『戦利品』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 戦果
- 購入品
類義語①戦果の意味
戦争・戦闘の成果。
引用:goo辞書
始発でイベントに臨んだので、十分な戦果を上げることができた。
類義語②購入品の意味
本日の購入品をSNSで紹介します。
「戦利品」と「戦果」の違いは?
「戦利品」と「戦果」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「戦利品」には戦争で敵から奪い取った物品という意味がありますが、
それに対し「戦果」には、戦争・戦闘の成果という意味があります。
「戦利品」には戦争で得た品物という意味がありますが、「戦果」は品物にかかわらず戦争での成果のことを意味しています。
どちらも戦争にまつわる言葉で戦後に得られたものを表しますが、意味が違いますので注意しましょう。
「戦利品」は英語で『trophy』
戦利品は英語の『trophy』に言い換えることができます。
英語の『trophy』には
- 戦利品
- 戦勝記念物
という意味があります。
「戦利品」の対義語・反対語はありません
戦利品の対義語は、ありません。