所用のための意味とは?正しい使い方・例文をわかりやすく解説!所用と私用の違いは?

女性

「所用のため」という言葉には、「用事のため」という意味があります。

何かの欠席連絡をする際などによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「所用のため」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。

目次

所用のための意味は『用事のため』

子供

【所用のための意味】

1 用いること。用いるもの。

2 用事。用件。「―のため外出する」

引用:goo辞書

所用のための読み方は「しょようのため」です。

「所用」は用事や用件のことを表す言葉です。

「所用のため」とは用事のために、という言い回しとして使われています。

『所用のため』には

  • 用事のため

などの意味があります。

「所用のため」の正しい使い方を例文で紹介!

女性

「所用のため」は、なにか用事や用件がある際に使われる言葉です。

間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。

例文①

A子

明日は所用のため、欠席させていただきます。

例文②

B男

所用のため、本日は休業させていただきます。

例文③

C子

八乙女は、所用のため席を外しております。

例文④

B子

所用のために外出したら、大雨だった。

例文⑤

C男

所用が入ってしまって、帰るのが遅くなってしまった。

【所用のためを使う時の注意点】

「所用のため」と言うことで、何の用事なのか具体的に伝えることを避けることができます。

また、上司とのやりとりやビジネスシーンなどの改まった場面でも使える言葉なので、覚えておくと良いでしょう。

「所用のため」の類義語・言い換え4選

女性

『所用のため』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。

類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。

相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。

  1. 用事
  2. 用件
  3. 諸事情
  4. 私用

類義語①用事の意味

しなくてはならない事柄。用件。「―を言いつける」「大事な―がある」

引用:goo辞書

B子

用事を思い出したので、家に帰ります。

類義語②用件の意味

なすべき仕事。また、伝えるべき事柄。用事。「―を伝える」「すぐに―に入る」

引用:goo辞書

A子

急ぎの用件がありますので、失礼します。

類義語③諸事情の意味

さまざまな都合。もろもろの理由。あれこれの事情・理由のあることを婉曲に示す。「天候や―により中止の場合があります」「避難者が抱える―を十分理解する必要がある」

引用:goo辞書

B男

諸事情があり、今日届くはずの荷物が届かなかった。

類義語④私用の意味

自分個人の用事。私事。「―で早退する」⇔公用。

引用:goo辞書

B子

明日は私用で休ませていただきます。

ナンセンスの意味

「所用」と「私用」の違いは?

パソコン

所用」と「私用」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

所用」には用事のためという意味がありますが、

それに対し「私用」には、自分個人の用事という意味があります。

「所用」は用事全般を表しますが、「私用」は自己都合での用事のことのみを表す言葉です。

微妙にニュアンスが違うので、使い分けていくと良いでしょう。

諸用の意味

所用のため」は英語で『on account of some business』

手

所用のためは英語の『on account of some business』に言い換えることができます。

on account of some businessの意味

ちょっとした所用のため

引用:英辞郎

英語の『on account of some business』には

  • ちょっとした所用のため

という意味があります。

所用のための対義語・反対語はありません。

女性

所用のための対義語は、ありません

しかし「所用」の反対語は「些事」になりますので、以下に記述しておきます。

些事の意味

取るに足らないつまらないこと。ささいなこと。小事。「―にこだわる」

引用:goo辞書

些事には

  • 取るに足らないつまらないこと
  • ささいなこと

などの意味があり、「所用」の反対の意味を表す言葉として用いられます。

B男

些事にこだわらず、プロジェクトを進めていこう。

「所用のため」というフレーズはよく使われますが、「些事のため」とはあまり言いません。

「些事に過ぎない」などの使い方がありますので、併せて覚えておくとよいですね。

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