『そぐわない』には『つり合わない』という意味があります。
「何となくの意味しか知らない」「使い方が合っているか分からないまま言っていた」という人もいるのではないでしょうか。
言葉の意味や使い方を正しく理解することで、自分の思いや気持ちを簡単に表現することができたり、コミュニケーションの質を高めることができます。
この記事では『そぐわない』の意味や使い方を例文などで、分かりやすく紹介していきます。
そぐわないの意味は『つり合わない』
「そぐう」はよくつり合う、よく似合うという意味の言葉です。
「そぐわない」は、その「そぐう」の未然形+打ち消しの助動詞「ない」から成ります。
『そぐわない』には
・つり合わない
・似合わない
などの意味があります。
そぐわないの正しい使い方を例文で紹介!
『そぐわない』は、物事や状況に合わない時に使われる言葉です。
例文を見て、正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
その服装はかしこまった場にそぐわない。
例文②
時代にそぐわない社内ルールは廃止しよう。
例文③
そのプランでは、先方の意向にそぐわない可能性がある。
【注意点】
そぐわないはビジネスシーンでも使う言葉ですが、そぐわない自体は敬語ではありません。
そのため「ご希望にそぐわない」など、前後の文脈を工夫して丁寧な表現にすることが大切です。
そぐわないの類義語・言い換え3選
『そぐわない』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
①場違い
②アンバランス
③不相応
類義語①場違いの意味
その場にふさわしくないこと。また、そのさま。
引用:goo辞書
自分たちが場違いな存在であることを彼らは気付いていない。
類義語②アンバランスの意味
つりあいの取れないこと。また、そのさま。不均衡。
引用:Weblio辞書
類義語③不相応の意味
あるものとつりあいがとれていないこと。ふさわしくないこと。また、そのさま。ふつりあい。
引用:コトバンク
分不相応な贅沢をしてしまったことを後悔している。
そぐわないは英語で『unfit』
そぐわないは英語の『unfit』で表現することができます。
そぐわないの対義語・反対語は『つり合う』
そぐわないの対義語は、『つり合う』になります。
つり合うには
- 二つ以上のものの平均がとれている
- 色や材質などの調和がとれている
- 互いに相手にふさわしい、似合う
などの意味があり、物事や状況に合っているという意味で用いられます。
そぐわないの元になっている「そぐう」はよくつり合う・よく似合うという意味なので、
そぐわないの対義語はそのまま「つり合う」になります。