「酸いも甘いも」という言葉には、「経験豊富で甘い経験にも苦い経験にも精通しているさま」という意味があります。
恋愛シーンなどでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「酸いも甘いも」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「酸いも甘いも」の意味は『経験豊富で甘い経験にも苦い経験にも精通しているさま』
酸いも甘いもの読み方は「すいもあまいも」です。
語源は、人生経験が豊かで、世の中の辛いことも楽しいことも知っているという意味の「酸いも甘いも噛み分ける」ということわざの略です。
『酸いも甘いも』には
- 経験豊富で、甘い経験にも苦い経験にも精通しているさま
などの意味があります。
「酸いも甘いも」の正しい使い方を例文で紹介!
「酸いも甘いも」は、経験豊富で甘い経験にも苦い経験にも精通しているさまを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
いろんなタイプの人と付き合って、酸いも甘いも経験した。
例文②
酸いも甘いも知っているからこそ、結婚となると慎重になる。
例文③
酸いも甘いも知り尽くした、大人の男性と付き合いたい。
例文④
酸いも甘いも経験したけれど、わたしはやっぱり彼氏が欲しい。
例文⑤
酸いも甘いも経験が大事だ。
【酸いも甘いもを使う時の注意点】
「酸いも甘いも」の語源のことわざである「酸いも甘いも噛み分ける」は、「さまざまな経験をしているからこそ、どんなことにも落ち着いて対処できる」という意味です。
「酸いも甘いも嗅ぎ分ける」や「酸いも甘いも噛み締める」は誤用ですので、正しく覚えましょう。
「酸いも甘いも」の類義語・言い換え3選
『酸いも甘いも』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 苦楽
- 悲喜
- 経験豊富
類義語①苦楽の意味
苦しみと楽しみ。
引用:goo辞書
彼女は、苦楽を共にした親友です。
類義語②悲喜の意味
悲しみと喜び。
引用:goo辞書
今年はさまざまなことがあり、悲喜の一年だった。
類義語③経験豊富の意味
豊かな経験を経ていること。様々な経験をしており、あらゆる事態に対応できるさま。
引用:Weblio辞書
兄は物心ついたときから彼女が絶えず、恋愛経験豊富です。
「酸いも甘いも」は英語で『sweets and bitters』
酸いも甘いもは英語の『sweets and bitters』に言い換えることができます。
英語の『sweets and bitters』には
- 甘苦
という意味があります。
「酸いも甘いも」の対義語・反対語は『世間知らず』
酸いも甘いもの対義語は、『世間知らず』になります。
世間知らずには
- 経験が浅く、世の中の事情にうといこと
- 世間見ず
などの意味があり、経験が浅く、世の中の事情にうといことを表す際に用いられます。
彼は世間知らずのくせに、偉そうだ。
経験豊富で、甘い経験にも苦い経験にも精通しているさまという意味の「酸いも甘いも」に対して、経験が浅く、世の中の事情にうといことという意味の「世間知らず」は、反対の意味の言葉として使うことができます。