『すなわち』には『つまり』『まさしく』『そうすれば』という意味があります。
「何となくの意味しか知らない」「使い方が合っているか分からないまま言っていた」という人もいるのではないでしょうか。
言葉の意味や使い方を正しく理解することで、自分の思いや気持ちを簡単に表現することができたり、コミュニケーションの質を高めることができます。
この記事では『すなわち』の意味や使い方を例文などで、分かりやすく紹介していきます。
『すなわち』の意味は『つまり』『まさしく』『そうすれば』
1 前に述べた事を別の言葉で説明しなおすときに用いる。言いかえれば。つまり。
2 前に述べた事と次に述べる事とが、まったく同じであることを表す。
とりもなおさず。まさしく。「生きることは—戦いである」
3 (「…ば」の形を受けて)前件の事実によって、後件の事実が自然に成り立つことを表す。
その時は。そうすれば。「戦えば—勝つ」「信じれば—救われる」
引用:Weblio辞書
『すなわち』には
- つまり
- まさしく
- そうすれば
などの意味があります。
名詞や副詞としての意味もありますが、
現在使用されているのは接続詞としての『すなわち』のみになります。
『すなわち』の正しい使い方を例文で紹介!
『すなわち』は、接続詞として使われる言葉です。
例文を見て、正しい使い方を知っていきましょう。
例文① 『言い換え』の意味で使う場合
今日の深夜、すなわち16日遅くにも降り始める予報です。
例文② 『まさしく』の意味で使う場合
祖父が米寿、すなわち88歳になります。
例文③ 『そうすれば』の意味で使う場合
練習の手を抜くということは、すなわち勝ちを諦めるということだ。
【『すなわち』を使うと時の注意点】
「すなわち」は少し固い言葉なので、話し言葉よりは書き言葉といえるでしょう。
なお、日常的な会話や文章ではなく、講演会や論文など
フォーマル・アカデミックな場面で用いられます。
『すなわち』の類義語・言い換え3選
『すなわち』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
- 取りも直さず・要するに
- いわゆる
- さしずめ・さしづめ
類義語①『取りも直さず』『要するに』の意味
前述が次に述べる事と同等であるという意味を示す語。「すなわち」「要するに」とも言う。
引用:Weblio辞書
年内に日本1周、要するに47都道府県巡る計画です。
類義語②『いわゆる』の意味
類義語③『さしずめ』『さしづめ』の意味
彼は、さしずめ私の良き理解者だ。
『すなわち』は英語で『in other words』/『that is to say』
『すなわち』は英語の『in other words』『that is to say』等、多くの表現があります。
ここではその一例を紹介します。
『in other words』の意味
『すなわち』を口語で言うとすれば【in other words】です。
これを直訳すると「他の言葉で言うと」で、『すなわち』という意味を表します。
『すなわち』は英語で【that is to say】、【in other words】と【namely】色んな言い方があります。
全部は同じ意味を表しているので同じように使うことができます。
『that is to say』の意味
固い書き言葉であれば、他に【That is to say】【namely】があります。
『すなわち』は英語で【that is to say】、【in other words】と【namely】色んな言い方があります。
全部は同じ意味を表しているので同じように使うことができます。
『すなわち』の対義語・反対語はない
『すなわち』には対義語にあたる表現はありません。