出典の意味とは?引用との違いを簡単に解説!正しい使い方・英語への言い換えは?

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「出典」という言葉には、「故事・成語、引用文、また引用された語句などの出所である書物」という意味があります。

レポートなどの文章を書くときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「出典」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。

目次

出典の意味は『故事・成語、引用文、また引用された語句などの出所である書物』

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【出典の意味】

故事・成語、引用文、また引用された語句などの出所である書物。典拠。

引用:goo辞書

出典の読み方は「しゅってん」です。

明確な語源や由来はありませんが、「出」と「典」のそれぞれの意味は、

  • 「出」は、内から外へでる
  • 「典」は、基本となる書物

この2つが合わさってできた言葉です。

『出典』には

  • 故事・成語、引用文、また引用された語句などの出所である書物
  • 典拠

などの意味があります。

出典の正しい使い方を例文で紹介!

勉強

出典」は、故事・成語、引用文、また引用された語句などの出所である書物を表す際に使われる言葉です。

間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。

例文①

A子

先輩に出典の書き方を教えてもらった。

例文②

B男

一文でも引用したのであれば、出典を明記する必要がある。

例文③

C子

最後のページに出典を明示しました。

例文④

B子

うっかり出典を一つ書き忘れてしまった。

例文⑤

C男

レポートの出典の書き方が分からず、インターネットで調べた。

出典を使う時の注意点】

「出典」は、引用した部分が記されている元の書籍や文書のことを意味します。

一般的には出典を明らかにすることで著作権法違反にならないというきまりがあるため、レポートや論文、公の文書などを書く際には気をつけましょう。

出典類義語・言い換え4選

ノート

出典』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。

類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。

相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。

  1. 引用
  2. 典拠
  3. 参考
  4. 出所

類義語①引用の意味

人の言葉や文章を、自分の話や文の中に引いて用いること。

引用:goo辞書

B子

引用部分がわかるように表記しました。

類義語②典拠の意味

頼りにできる根拠。文献などにみえる、しっかりしたよりどころ。

引用:goo辞書

A子

レポートを書く際には、典拠をはっきりと示す必要があります。

類義語③参考の意味

何かをしようとするときに、他人の意見や他の事例・資料などを引き合わせてみて、自分の考えを決める手がかりにすること。また、そのための材料。

引用:goo辞書

B男

ご意見ありがとうございました。今後の運用の参考にさせていただきます。

類義語④出所の意味

物事の出てきたところ。出どころ。

引用:goo辞書

B子

それは出所不明の情報なので、当てになりません。

明記の意味

出典「引用」の違いは?

ノート

「出典」と「引用」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

出典」には故事・成語、引用文、また引用された語句などの出所である書物という意味がありますが、

それに対し「引用」には、人の言葉や文章を、自分の話や文の中に引いて用いることという意味があります。

「出典」は、引用元の書籍のことを意味するのに対して、「引用」はある情報から文書を引いて用いる行為を意味しています。

似ている言葉ですが、ニュアンスが異なりますので時と場合に応じて使い分けましょう。

出典は英語で『source of reference

ノート

出典は英語の『source of reference』に言い換えることができます。

source of referenceの意味

出典

引用:Weblio英和辞典・和英辞典

英語の『source of reference』には

  • 出典

という意味があります。

「出典」の対義語・反対語はありません

ノート

出典の対義語は、ありません

別添の意味

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