「珍道中」という言葉には、「旅の途中で珍奇な出来事にまま遭遇するような旅」という意味があります。
旅行の思い出を語る際などによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「珍道中」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
珍道中の意味は『旅の途中で珍奇な出来事にまま遭遇するような旅』
珍道中の読み方は「ちんどうちゅう」です。
江戸時代の「東海道中膝栗毛」という物語で、旅の道中で面白おかしいことが起こることに由来して「珍道中」という言葉ができたと言われています。
『珍道中』には
- めずらしい旅
- 旅の途中で珍奇な出来事にまま遭遇するような旅のこと
などの意味があります。
「珍道中」の正しい使い方を例文で紹介！
「珍道中」は、旅の途中で珍奇な出来事にまま遭遇するような旅を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子サークルのみんなで旅行に行くなんて、珍道中になりそうだ。
例文②
B男卒業旅行はハプニング続きの珍道中だったが、今となってはいい思い出になった。
例文③
C子日曜日の旅番組は、珍道中で面白かった。
例文④
B子彼氏との旅行の珍道中を、写真で振り返った。
例文⑤
C男新婚旅行はトラブルばかりの珍道中だったなぁと、10年経った今でも思い出す。
【珍道中を使う時の注意点】
「珍道中」は笑い話になるような面白おかしい旅を表す言葉です。
事故や事件に巻き込まれるなどの不幸が起きた場合は一般的には「珍道中」とは言えませんので、注意が必要です。
「珍道中」の類義語・言い換え2選
『珍道中』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 旅行
- 道中
類義語①旅行の意味
家を離れて他の土地へ行くこと。旅をすること。たび。
引用：goo辞書
B子親友と行った伊豆旅行が楽しかったので、また行きたい。
類義語②道中の意味
旅行。また、旅行の途中。旅に出ている間。旅路。
引用：goo辞書
A子道に迷ったり雨が降ったりと、道中トラブル続きだったが、それも思い出になった。
「珍道中」は英語で『incident filled journey』
珍道中は英語の『incident filled journey』に言い換えることができます。
英語の『incident filled journey』には
- 珍道中
という意味があります。
「珍道中」の対義語・反対語はありません
珍道中の対義語は、ありません。