「取り急ぎお礼まで」という言葉には、「本来は充分言葉を尽くすべきところですが、とりあえずお礼だけでも急いで申し上げます」という意味があります。
手紙やメールでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「取り急ぎお礼まで」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「取り急ぎお礼まで」の意味は『本来は充分言葉を尽くすべきところですが、とりあえずお礼だけでも急いで申し上げます』
【取り急ぎお礼までの意味】
手紙や電子メールなどで礼を述べる場合に、「本来は充分言葉を尽くすべきところですが、とりあえずお礼だけでも急いで申し上げます」といった意味で用いられる表現。
引用:Weblio辞書
取り急ぎお礼までの読み方は「とりいそぎおれいまで」です。
明確な語源は不明ですが、
- 「取り急ぎ」は、「いそぎ」を強めていう語
- 「お礼まで」は、ひとまずはお礼を伝えたところで締めくくります、といった意味合い
この2つの言葉が組み合わされた言葉です。
『取り急ぎお礼まで』には
- 本来は充分言葉を尽くすべきところですが、とりあえずお礼だけでも急いで申し上げます
などの意味があります。
「取り急ぎお礼まで」の正しい使い方を例文で紹介!
「取り急ぎお礼まで」は、「本来は充分言葉を尽くすべきところですが、とりあえずお礼だけでも急いで申し上げます」ということを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
資料の添付ありがとうございました。取り急ぎお礼まで。
例文②
昨日のイベントへの参加ありがとうございました。写真は後日送りますね。取り急ぎお礼まで。
例文③
昨晩の歓送迎会の幹事、お疲れ様でした。取り急ぎお礼まで。
例文④
提出していただいた書類を確認いたしました。取り急ぎお礼まで。
例文⑤
明日の参加者名簿のファイル、無事に開く事ができました。取り急ぎお礼まで。
【取り急ぎお礼までを使う時の注意点】
「取り急ぎお礼まで」という表現は、手紙やメールなどの文面の締めくくりの言葉として使われます。
「取り急ぎ」という言葉は、「とりあえず」という間に合わせの意味があるため、目上の方や取引先の方に使うのは失礼にあたる場合があり注意が必要です。
また、「取り急ぎお礼まで」は、急いでいることを表すために「まで」という言葉で文末を省略しています。
「取り急ぎお礼申し上げます」という表現の方が丁寧な印象になりますので、時と場合に応じて使いましょう。
「取り急ぎお礼まで」の類義語・言い換え2選
『取り急ぎお礼まで』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- まずはお礼かたがた
- まずはお礼まで
類義語①まずはお礼かたがたの意味
お礼かたがたの意味
「かたがた」は「~を兼ねて」「~がてら」といった意味の表現。手紙などに用いられる表現で、謝意の表明と他の事項が並存していることを示す言い回し。「まずは書状にて、お礼かたがたご挨拶申し上げます」などのように用いる。
引用:Weblio辞書
まずはお礼かたがた、ご報告させていただきました。
類義語②まずはお礼までの意味
本当にありがとうございました。まずはお礼まで。
「取り急ぎお礼まで」は英語で『This is a quick note to thank you』
取り急ぎお礼までは英語の『This is a quick note to thank you』に言い換えることができます。
英語の『This is a quick note to thank you』には
- 取り急ぎお礼まで
- まずはお礼まで
という意味があります。
「取り急ぎお礼まで」の対義語・反対語はありません
取り急ぎお礼までの対義語は、ありません。