「トリビュート」という言葉は、「感謝や尊敬の気持ち」という意味があるカタカナ語です。
音楽業界でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「トリビュート」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
トリビュートの意味は『感謝や尊敬の気持ち』
トリビュートの読み方は「とりびゅーと」です。
語源は英語の「tribute」です。
『トリビュート』には
- 感謝・賞賛・尊敬の気持ち
- 音楽業界ではアーティストに敬意を表してライブやカバーアルバムを制作する
などの意味があります。
「トリビュート」の正しい使い方を例文で紹介!
「トリビュート」は、亡くなったアーティストに対して敬意の気持ちでライブをしたりカバーアルバムを制作する時に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
Queenのトリビュートアルバムが今週発売!
例文②
忌野清志郎のトリビュートライブには、豪華アーティストが出演する噂がある。
例文③
トリビュートバンドはモノマネではありません。
例文④
書道に感動した外国人がトリビュートなコメントを投稿してくれた。
例文⑤
生みの親と育ての親どちらにもトリビュートする。
【トリビュートを使う時の注意点】
例文④⑤のように直訳の意味「感謝・賞賛・尊敬」でも使える言葉ですが、主に音楽業界で「トリビュートライブ」「トリビュートアルバム」として使われます。
一般的よりも音楽業界で多く使われる言葉と覚えておきましょう。
「トリビュート」の類義語・言い換え4選
『トリビュート』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- オマージュ
- インスパイア
- コピー
- リスペクト
類義語①オマージュの意味
既存の作品などに対して表する敬意のことを意味する表現である。
引用:Weblio辞書
DVDを借りなくてもサブスクでオマージュ作品が観られるから嬉しい!
類義語②インスパイアの意味
他者の作品やアイデアから刺激を受け、新たな創造物や考え方を生み出すことである。
引用:Weblio辞書
あの映画にインスパイアされて一眼レフカメラを買った。
類義語③コピーの意味
- 写し取ること。複写。模写。また、そのもの。
- コンピューターで、データを複製すること。
- 物まね。模倣。
引用:goo辞書
コピーバンドでも人気だからライブチケットが取れない。
類義語⑤リスペクトの意味
尊敬すること。敬意を表すこと。価値を認めて心服すること。
引用:goo辞書
困った後輩を助けるA先輩には、リスペクトしかない!
「トリビュート」と「リスペクト」の違いは?
「トリビュート」と「リスペクト」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「トリビュート」には尊敬の気持ちという意味がありますが、
それに対し「リスペクト」にも、尊敬の気持ちという同じ意味があります。
2つの言葉の違いは「トリビュート」は主に音楽業界で使う言葉ですが「リスペクト」はジャンル関係なく幅広いシーンで使える言葉です。
一般的に「リスペクト」を使う方が、相手にスムーズに「尊敬の気持ち」を伝えることができます。
「トリビュート」の対義語・反対語は『失敬』
トリビュートの対義語は、『失敬』になります。
失敬には
- 失礼な振る舞い
- 無礼
などの意味があり、失礼な振る舞いをした時に用いられます。
失敬な発言が多い人は信頼度がガタ落ちだ・・。
トリビュートは音楽業界の専門用語ではないので、直訳の意味「感謝・賞賛・尊敬」からいうと「失敬」が対義語になります。