「きっかけ」とはどんな意味?例文付きで解説!言い換えや類義語も詳しく!

ノート

『きっかけ』には『物事を始める手がかりや動機』という意味があります。

「何となくの意味しか知らない」「使い方が合っているか分からないまま言っていた」という人もいるのではないでしょうか。

言葉の意味や使い方を正しく理解することで、自分の思いや気持ちを簡単に表現することができたり、コミュニケーションの質を高めることができます。

この記事では『きっかけ』の意味や使い方を例文などで、分かりやすく紹介していきます。

目次

きっかけの意味は『物事を始める手がかりや動機』

女性

【きっかけの意味】

  1. 物事を始める手がかり。糸口。また、原因や動機。
  2. 歌舞伎などの舞台で、俳優の出入り、音楽・照明の変化などの進行上の合図となる動作やせりふ。
  3. 符号。しるし。
  4. 気勢。心意気。

引用:goo辞書

「きっかけ」の由来は諸説ありますが、「切り掛け」が変化した言葉です。

「切り掛け」には"物を途中まで切る"という意味があり、その切り始めた先端が物事の糸口と変化して、物事を始める手がかりを「きっかけ」と言うようになりました。

『きっかけ』には

  • 物事を始める手がかり
  • 舞台での進行上の合図
  • 気勢、心意気

などの意味があります。

きっかけの正しい使い方を例文で紹介!

走る

『きっかけ』は、物事を始める原因や動機を説明するときに使われる言葉です。

例文を見て、正しい使い方を知っていきましょう。

例文①

A子

彼との出会いのきっかけは、親友からの紹介です。

例文②

B男

フランス語の勉強を始めたきっかけは、移住を考えているからです。

例文③

C子

入院したのをきっかけに健康な食事を心掛けるようになった。

例文④

B子

きっかけは本場インドカレー!あの味が忘れられなくてスパイス香辛料ソムリエになった。

例文⑤

B男

主演の決め台詞をきっかけに舞台は暗転し、物語はクライマックスへと進んだ。

【注意点】

「きっかけ」を漢字で書くと「切っ掛け」ですが、一般的にひらがなを使うのが馴染みがあり相手にも伝わりやすい表現になります。

きっかけの類義語・言い換え5選

手

『きっかけ』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。

類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。

相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。

  1. 引き金
  2. 原因
  3. 契機
  4. 端緒
  5. 発端

類義語①引き金の意味

  1. 小銃・ピストルなどの、指で引く発射装置の金具。
  2. ある事態を引き起こす直接の原因。きっかけ。

引用:Weblio辞書

B子

柔軟な考えが成功の引き金となりました。

類義語②原因の意味

ある物事や、ある状態・変化を引き起こすもとになること。また、その事柄。

引用:goo辞書

類義語③契機の意味

  1. きっかけ。動機。
  2. ヘーゲルの弁証法の用語。全体を構成するために不可欠な要素。また、事物の動的過程において、その変化・発展を規定する本質的・必然的な通過段階。

引用:goo辞書

B男

失敗を契機にダブルチェックするようにした。

類義語④端緒の意味

物事の始まり。いとぐち。手がかり。

引用:goo辞書

類義語⑤発端の意味

  1. 物事の始まり。事の起こり。
  2. 心の底。心底。

引用:Weblio辞書

A子

彼を怒らせてしまった事の発端は、私の寝坊が原因。

きっかけは英語で『trigger』

握りこぶし

きっかけは英語の『trigger』で、表現することができます。

triggerの意味

  1. 銃の引き金。また転じて、物事を引き起こすきっかけ。
  2. 銃の引き金の形をしたカメラのフィルム巻き上げレバー。

引用:Weblio辞書

きっかけの対義語・反対語はありません

女性

きっかけの対義語はありません。

「きっかけ」の的確な対義語はありませんが、対義語に近い言葉は「結末」でしょう。

「結末」には”最後の締めくくり”という意味があり、類義語の「端緒」と対義語の関係になります。

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