「嬉しい」という言葉には、「物事が自分の望みどおりになって満足であり、喜ばしいことや相手の行為に感謝しているさま」という意味があります。
日常生活でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「嬉しい」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「嬉しい」の意味は『物事が自分の望みどおりになって満足であり、喜ばしいことや相手の行為に感謝しているさま』
【嬉しいの意味】
1 物事が自分の望みどおりになって満足であり、喜ばしい。自分にとってよいことが起き、愉快で、楽しい。
2 相手から受けた行為に感謝しているさま。ありがたい。かたじけない。
3 (俗な言い方で)かわいい。にくめない。
引用:goo辞書
嬉しいの読み方は「うれしい」です。
明確な語源は不明ですが「嬉」という漢字は、女が食事をしたり会話を楽しんだりする様子を表しています。
『嬉しい』には
- 物事が自分の望みどおりになって満足であり、喜ばしい
- 自分にとってよいことが起き、愉快で、楽しい
- 相手から受けた行為に感謝しているさま
- ありがたい
- かたじけない
- (俗な言い方で)かわいい
などの意味があります。
「嬉しい」の正しい使い方を例文で紹介!
「嬉しい」は、喜ばしいことやありがたいことを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
自分が企画した案が採用されて嬉しいです。
例文②
先輩とご一緒できること、嬉しく思います。
例文③
商品を褒めていただき嬉しいです。
例文④
自分の売り上げが伸びて嬉しい。
例文⑤
久しぶりに彼と仕事をすることができて、嬉しい。
【嬉しいを使う時の注意点】
「嬉しい」は、喜びや感謝を伝える場合によく使われますが、ビジネスシーンで使用するには、やや幼稚な印象やカジュアルな印象の言葉です。
「嬉しく存じます」「喜ばしい限りです」「大変光栄です」など、かしこまった表現の方がよい場合もありますので、場面に応じて使い分けましょう。
「嬉しい」の類義語・言い換え4選
『嬉しい』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 喜ばしい
- 歓喜
- 満足
- 幸せ
類義語①喜ばしいの意味
喜ぶべき状態である。うれしい。
引用:goo辞書
今日は部長から喜ばしい知らせを受けた。
類義語②歓喜の意味
非常に喜ぶこと。また、心からの喜び。
引用:goo辞書
準備していた商品が全て売り切れ、スタッフ一同歓喜した。
類義語③満足の意味
心にかなって不平不満のないこと。心が満ち足りること。また、そのさま。
引用:goo辞書
満足いく作品を作ることができました。
類義語④幸せの意味
その人にとって望ましいこと。不満がないこと。また、そのさま。幸福。幸い。
引用:goo辞書
この部署で働くことができて幸せでした。
「嬉しい」と「楽しい」の違いは?
「嬉しい」と「楽しい」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「嬉しい」には物事が自分の望みどおりになって満足であり、喜ばしいことや相手の行為に感謝しているさまという意味がありますが、
それに対し「楽しい」には、満ち足りていて、愉快な気持ちであるという意味があります。
「嬉しい」は、自分以外の外的な要因によって一時的に湧き上がる満足した感情を意味しますが、「楽しい」は満ち足りているという自発的な感情を表します。
似ている言葉ですが、ニュアンスが異なりますので時と場合に応じて使い分けましょう。
「嬉しい」は英語で『glad』
嬉しいは英語の『glad』に言い換えることができます。
英語の『glad』には
- うれしくて
- 喜ばしくて
- 晴れやかな
- めでたい
という意味があります。
「嬉しい」の対義語・反対語は『悲しい』
嬉しいの対義語は、『悲しい』になります。
悲しいには
- 心が痛んで泣けてくるような気持ちである
- 嘆いても嘆ききれぬ気持ちだ
などの意味があり、心が痛んで泣けてくるような気持ちを表す際に用いられます。
同じ部署の人に陰口を言われているようで、悲しい。
物事が自分の望みどおりになって満足であることや相手の行為に感謝している様子を表す「嬉しい」に対して、心が痛んで泣けてくるような気持ちを表す「悲しい」は、反対の意味の言葉として使うことができます。