「折半」という言葉には、「金銭などを、半分ずつに分けること」という意味があります。
金銭や利益などを二者間で半分に分けることを表すときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「折半」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「折半」の意味は『金銭などを、半分ずつに分けること』
折半の読み方は「せっぱん」です。
語源は漢字の「折(せっ)」と「半(ぱん)」から来ており、
- 「折(せっ)」は 折ること・また、折ったもの
- 「半(ぱん)」は半分・半分の数量・2分の1
の2つが合わさってできた言葉です。
『折半』には
- 金銭などを、半分ずつに分けること
- 二等分
などの意味があります。
「折半」の正しい使い方を例文で紹介!
「折半」は、金銭や利益などを二者間で半分に分けることを表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
今日の食事代は、彼と私で折半することになった。
例文②
今回の事業は共同で行うため、得られる利益は二社で折半となります。
例文③
友達とルームシェアして家賃を折半すれば、少し高い部屋でも住めそうです。
【折半を使う時の注意点】
「折半」は基本的に二者間で半分に分けることを意味しているため、三者以上の間で等分する場面では使われません。
「折半」の類義語・言い換え2選
『折半』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 二等分
- 山分け
類義語①二等分の意味
二つに等分すること。
引用:goo辞書
ケーキがひとつしかなかったので、二等分して妹と食べました。
類義語②山分けの意味
手に入れた物を半分ずつに分けること。また、ほぼ等分に分けること。折半 (せっぱん) 。
引用:goo辞書
友達と二人で応募した懸賞に当たったので、報酬は山分けすることにした。
「折半」と「割り勘」の違いは?
「折半」と「割り勘」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「折半」には金銭などを、半分ずつに分けることという意味がありますが、
それに対し「割り勘」には、勘定を人数で割り、各自平等に支払うことという意味があります。
どちらにも金銭を分けるという意味がありますが、「折半」は基本的に二者の間で半分ずつに分けることを表しているのに対し、「割り勘」は人数に制限なく、頭数で割った金額を平等に支払うことを意味しています。
また「折半」は得られた利益や報酬などに対しても使われますが、「割り勘」は得られた利益を分け合う場面では使われません。
「折半」は英語で『half』
折半は英語の『half』に言い換えることができます。
英語の『half』には
- 半分
- 2分の1
という意味があります。
「折半」の対義語・反対語はありません
折半の対義語はありません。