『ハードコピー』とはビジネスシーンでよく使われるカタカナ語で、『紙の書類』という意味があります。
初めて『ハードコピー』と聞いた時は難しいと感じたり、日本語で言ってよ!と思ったこともあるのではないでしょうか。
しかしビジネス用語の意味を知り、使い方を覚えていくことで、コミュニケーション能力や文書の読解力が向上していくでしょう。
この記事では『ハードコピー』の意味とは何なのかや、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
ハードコピーの意味は3パターン
ハードコピーの意味①『紙に印刷した情報』
ハードコピーは、コンピュータが画面上に表示されたスクリーン上の情報をそのまま紙に印刷した情報をいう。
引用:weblio辞書
『ハードコピー』には
- 紙に印刷した情報
などの意味があります。
昨日の企画のハードコピーをとっておく。
ハードコピーの意味②『紙の書類』
メモ、伝票、手紙、印刷広告、本、カタログなど紙の書類すべてを表すもの
引用:weblio辞書
『ハードコピー』には
- メモ
- 印刷広告
- カタログ
などの意味があります。
このハードコピーはわかりやすい。
ハードコピーの意味③『画面をコピーすること』
コンピュータのディスプレイに映し出された画面を、そのままコピー(キャプチャー)することである。
引用:weblio辞書
『ハードコピー』には
- 画面をコピーすること
などの意味があります。
この画面をハードコピーしておこう。
ハードコピーの正しい使い方(ビジネスシーンで使う場合)
ビジネスシーンで使う『ハードコピー』は、『印刷したもの』『電子的に保存すること』などがあります。
例文①印刷したものという意味で使う時
【Before】
この企画のデータを印刷したものを用意してください。
【After】
この企画のハードコピーを用意してください。
例文②電子的に保存することという意味で使う時
【Before】
さっきのメールのデータの画面を保存しておいてください。
【After】
さっきのメールのハードコピーをしておいてください。
ビジネスシーンで『ハードコピー』と言われた時は、『印刷したもの』と受け取ると良いでしょう。
【注意点】
印刷したものか電子的なものかは文脈から判断する必要があります。
ハードコピーの類義語・関連用語2選
『ハードコピー』の類義語は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- スクリーンショット
- 画面キャプチャ
類義語①スクリーンショットの意味
スマートフォンやタブレット・パソコンのディスプレイに表示されている画面をそのままの状態でキャプチャして取り込み保存した画像ファイルのことを意味する表現。
引用:weblio辞書
この画面をスクリーンショットしておこう。
類義語②画面キャプチャの意味
コンピュータ等の画面に出力される映像情報を静止画または動画ファイルとして取り込み保存するという行為のこと。
引用:weblio辞書
あの画面キャプチャはどこに保存したんだろう。
ハードコピーの対義語・反対語は『ソフトコピー』
ハードコピーの対義語は、『ソフトコピー』になります。
ソフトコピーには
- 表示空間上での永続性のない表示画像
- 保存したりすることができない表示形式
などの意味があり、永続性のない表示をするときに用いられます。
資料のソフトコピーをメールで送付しますので、ご確認ください。
ハードコピーは印刷など形が残るものですが、ソフトコピーは一時的になのものときに使われます。