「活字」という言葉には、「活版印刷に使う凸型の字型」という意味があります。
本・雑誌・新聞などの字のことを表すときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「活字」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「活字」の意味は『 活版印刷に使う凸型の字型』
【活字の意味】
- 活版印刷に使う凸型の字型。古くは木製、のちには方形柱状の金属の一端の面に、文字を左右反対に浮き彫りにしたもの。これを組み並べて活版を作る。大きさは、号またはポイントで表し、新聞活字では倍数で表す。→活字書体
- 印刷されたもの。本や雑誌
引用:goo辞書
活字の読み方は「かつじ」です。
「活」は小学2年生、「字」は小学1年生で習う漢字で、
- 「活」は勢いよく動く・生き生きしている・生きる・暮らす・動きを殺さないで役立てる
- 「字」は 言語を視覚的にしるし留めるために用いる記号
の2つが合わさってできた言葉です。
『活字』には
- 活版印刷に使う凸型の字型
- 印刷されたもの
などの意味があります。
「活字」の正しい使い方を例文で紹介!
「活字」は、本・雑誌・新聞などに使用される文字を表す時に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
図書館の休館が続いて活字に飢えています。
例文②
若者の活字離れは深刻なことだと思います。
例文③
私は記者なので、インタビューを活字にするまでが仕事だと思っている。
例文④
細かい活字を見ていると目が疲れるし頭痛がする。
例文⑤
小さい活字がよく見えないのは老眼の始まりかもしれません。
【活字を使う時の注意点】
活字は活版印刷に使う凸型の字型という意味ですが、本・雑誌・新聞など字が書かれた印刷物や文章を意味する場合によく使われます。
「活字」の類義語・言い換え4選
『活字』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 文字
- 字
- 本
- 書籍
類義語①文字の意味
- 言葉を表記するために社会習慣として用いられる記号。
- 文章。また、読み書きや学問のこと。
- 言葉。文言 (もんごん) 。
- 字の数。音節。
- (近世、関西地方で)字の記された銭の面。
- 語の後半を省き、その語の頭音または前半部分を表す仮名の下に付いて、品よく言い表したり、婉曲に言い表したりする語。
引用:goo辞書
この内容を400文字以内にまとめるのは、結構難しいです。
類義語②字の意味
- 意もじ。ことばを表す記号。
- あざな。実名のほかにつける呼び名。
- あざ。町や村の中の一区画の名。
- はぐくむ。やしなう。
引用:goo辞書
字がきれいな人は心がきれいとよく言われています。
類義語③本の意味
- 草木の根や茎。植物。
- 物事の根源。もと。
- 中心となる部分。主となる。
- 当の。この。わが。
- 正式の。本当の。
- もとにすべきもの。てほん。
- 書物。文書。
引用:weblio辞書
本が好きすぎて、寝る間も惜しんで読んでいます。
類義語④書籍の意味
文章・絵画などを筆写または印刷した紙の束をしっかり綴(と)じ合わせ、表紙をつけて保存しやすいように作ったもの。巻き物に仕立てることもある。多く、雑誌と区別していう。書物。本。図書。しょじゃく。
引用:weblio辞書
あの本屋さんは多くの書籍を取り扱っているのでいつも寄ってしまいます。
「活字」と「文字」の違いは?
「活字」と「文字」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「活字」には 活版印刷に使う凸型の字型という意味がありますが、
それに対し「文字」には、言葉を表記するために社会習慣として用いられる記号という意味があります。
同じ「字」という漢字が使われていて、文字という意味での使われ方は似ていますが、「活字」には本や書籍などの印刷された文字というイメージで使われています。
なので、ただの文字ではなく、印刷された文字という認識で理解しておきましょう。
「活字」は英語で『type』
活字は英語の『type』に言い換えることができます。
英語の『type』には
- 型・型式・タイプ・様式・類型・種類
- …のタイプの人・模式・病型・菌型
という意味があります。
「活字」の対義語・反対語はありません
活字の対義語は、ありません。